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今回は韓国語の肯定表現を学習します。肯定の表現というと、「はい」や「うん」が思い浮かぶと思いますが、これだけでなく意外にもたくさんの言い方があります。
いろいろな表現方法を学んで、あなたらしい韓国語の会話を楽しみましょう。
韓国語で「はい」「うん」をマスター!11の肯定表現と使い方
韓国語で肯定の返事11選
日本語で肯定の返事を挙げてみるとどのくらい思い当たるでしょうか。「はい」「うん」「そうです」「わかりました」などなど。韓国語でも同じくらいの数の肯定の返事があります。
簡単なものがほとんどですので、例文と一緒に覚えてたくさん使ってみましょう。「네」しか返事のレパートリーがない人は必見です!
「네」 はい
最もポピュラーな表現ですね。みなさんも一番に覚えたのではないでしょうか。「ネ」と読みますが、発音を聞いてみると「デ」とも聞こえる不思議な言葉です。
日本語の「はい、そうです」のように、いろいろな肯定表現の頭につくこともありますのでかなり頻繁に登場するはずです。「はい?」と聞き返すときにも日本語と同じように「네?」と使います。
【カフェで】
나:아이스 아메리카노로 부탁해요.
アイスアメリカーノをお願いします。
가:네, 알겠습니다. 매장에서 드실 건가요?
はい、わかりました。店内でお召し上がりですか?
나:네, 여기서 마시고 갈게요.
はい、ここで飲んでいきます。
가:그럼 컵으로 준비할게요.
それではガラスのコップで用意しますね。
【空港で】
나:고객님의 짐이 15kg을 초과하여 추가요금이 발생합니다.
お客様の荷物が15kgを超えているので追加料金が発生します。
가:네? 20kg까지 아니에요?
はい?20kgまでじゃないんですか?
나:죄송합니다. 15kg으로 되어있습니다.
申し訳ございません。15kgとなっております。
가:네, 알겠습니다. 얼마나 필요하세요?
はい、わかりました。いくら必要ですか?
「예」 はい (「네」よりも丁寧な表現)
こちらは「네」よりもかしこまった言い方です。日常生活では「네」を使うことがほとんどですが、軍隊の先輩や会社の上司、義理の父母など自分よりも歳や職位が離れている人に対して使います。
日本語には「はい」に2種類の表現がないため、不思議な感覚かもしれませんね。
【軍隊で】
나:거기 옷 치워놔.
そこの服を片付けておけ。
가:예. 알겠습니다.
はい。わかりました。
나:듣기 전에 해놔.
言われる前にやっておけ。
가:예.
はい。
「응」 うん
「うん」は日本語とほぼ同じように発音するので、韓国語として覚える必要はあまりないかもしれません。
若者はSNSで「うん」を「ㅇㅇ」と表現することもあります。なんだかかわいいですね。しかし、あまり感情のないように読まれてしまうこともあるようです。
【友達と】
나:내일 체육은 선생님이 쉬니까 자습이라고 들었어?
明日の体育は先生が休みだから自習だって聞いた?
가:응, 들었어. 내일 체육은 농구 예정이라 기대하고 있었는데.
うん、聞いたよ。明日の体育はバスケの予定だから楽しみにしていたのに。
나:다음주 체육도 농구를 하나봐. 같은 팀이 될 수 있으면 좋겠다.
来週の体育もバスケをやるみたいだよ。同じチームになれるといいね。
가:정말? 몰랐어! 기대된다!
本当?知らなかった!楽しみだね!
「어」 うん
「어」は「응」と同じく、日本語で「うん」という意味で用いられます。「あ」という感嘆詞にも近い表現の時にも使われますが、今回は肯定的な返事をするときの例を学習します。
仲が良い人とパンマルで話すときには必ず登場する言葉です。
【友達と】
나:잘 지냈어? 너무 오랜만이야.
元気にしてた?すごく久しぶりだよね。
가:응, 오랜만이야.요즘 바빠서 연락을 못했어 미안해.
うん、久しぶり。最近忙しくて連絡ができなかったんだ、ごめんね。
나:아니야, 괜찮아.일이 바빠?아니면 사생활?
ううん、大丈夫だよ。仕事が忙しいの?それともプライベート?
가:사실 이직해서 새로운 일을 시작한 지 얼마 안 됐어.영어도 공부하고 있어.
実は転職して、新しい仕事を始めたばかりなんだ。英語も勉強しているよ。
「맞아요」 そうです
日本語で「そうです」「その通りです」のニュアンスを示す言葉です。「そうだ!」と思いだした様子で「맞다!」と独り言を言うことも多いです。
【会社の先輩と】
선배:내일 회의에서 사용할 이 자료는 이미 다 인쇄했어?
先輩:明日の会議で使うこの資料はもう全部印刷した?
나:네, 했어요. 이제 내일 회의실 준비만 하면 됩니다. 이제 준비를 하러 가요.
はい、しました。あとは明日の会議室の準備をするだけです。これから準備をしに行きます。
선배:고마워. 회의실이 본사 12층이었나?
ありがとう。会議室は本社の12階だっけ?
나:맞아요. 틀리지말고 오세요.
そうです。間違えずに来てくださいね。
「그래요」 そうです
「그래요」の原型は「그렇다」で、「そうだ」という意味です。疑問形で「그래요?」という表現もよく使うので一緒に覚えましょう。
【友達と】
나:왠지 오늘은 바쁜가보네. 뭐 있어?
なんだか今日は忙しそうだね。何かあるの?
가:사실 핸드폰이 고장나서 수리하러 가야해.
実は、スマホが壊れちゃって修理に行かなきゃいけないんだ。
나:그래? 그거 큰일 났다. 핸드폰 고장나면 정말 불편하지. 빨리 나았으면 좋겠는데.
そうなの?それは大変だ。スマホが壊れると本当に不便だよね。早く治るといいけど。
가:고마워. 가끔 데이터 백업은 해두는게 좋아.
ありがとう。時々データのバックアップはしておいた方がいいよ。
「알았어요」 わかりました
次に出てくる「알겠어요」と似た表現ですが、「わかりました」という意味でよく使われます。「知る」「分かる」の原型「알다」の過去形です。
【友達と】
나:2+1이라고 이렇게 과자를 많이 사면 안 돼.
2+1だからってこんなにたくさんお菓子を買っちゃだめだよ。
가:알았어. 그럼 바나나우유만 할래.
わかった。じゃあバナナ牛乳だけにする。
나:그렇게 많이 먹어도 살이 찌지 않지 부러워.
よくそんなにたくさん食べて太らないよね。うらやましいよ。
가:운동을 많이 하거든!
たくさん運動してるもん!
「알겠어요」 わかりました(未来形)
「알았어요」に未来や意思のニュアンスが加わると、「알겠어요」と表現します。「알았어요」との使い分けが難しいですが、この「알겠어요」を使うときのほうが頻繁です。
【友達と】
나:저번에 빌려줬던 책 슬슬 돌려줄래?
この間貸してた本そろそろ返してくれる?
가:알겠어 다음에 가져올게.
わかったよ。今度持ってくるね。
나:다음부터는 더 빨리 돌려주면 좋겠다.
次からはもっと早く返してくれると嬉しいな。
가:미안해 다음부터는 그럴게.
ごめんごめん、次からはそうするよ。
「괜찮아요」 大丈夫です
これはすでに知っている人も使っている人も多い表現なのではないでしょうか。
日本語で「大丈夫」と表現したいときにこれを使っておけばまず問題ありません。友人や家族同士の親しい間柄だけでなく、レストランやスーパーなど公共の場面でも一般的に使います。
【友達と】
나:어제는 무슨 드라마를 봤어?
昨日はなんのドラマを見たの?
가:이태원 클래스 봤어. 소문대로 최고였어.
梨泰院クラスを見たよ。噂通り最高だった。
나:나도 빨리 보고 싶은데 다른 드라마를 보다가 좀처럼 보기 시작하지 못해.무서웠어?
私も早く見たいんだけど他のドラマを見ていてなかなか見始められないんだ。怖かった?
가:괜찮아 전혀 무섭지 않은 얘기였어.
大丈夫。全然怖くない話だったよ。
「좋네요」 いいですね
日本語で「いいね」と言う時はこの「좋네요」を使います。パンマルにすると「좋네」となり、日本語と語尾が同じなので覚えやすいですよね。
こちらは割と親しい間柄の相手に使う表現です。似た表現に「좋다」がありますが、こちらは親しい間柄の友人といて使う場合でも、少し独り言に近いニュアンスになります。
【友達と】
나:봐봐 이 지갑! 남자친구한테 받았어.
見てこの財布!彼氏にもらったの。
가:좋아, 잘 어울리는 것 같아.
いいね、よく似合ってると思うよ。
나:사실은 다른 색을 원했는데 인기가 많아서 이 색이 된 거야.
本当は違う色が欲しかったんだけど人気で売り切れてたからこの色になったんだ。
가:그래도 갖고 싶은 거 사줘서 다행이네.
でもほしいものを買ってもらえて良かったね。
「할 수 있어요」 できます
英語で「can」の意味を示す表現です。旅行先でカフェやレストランの店員に注文をするや、服屋で他のサイズの服を出してもらうときなど多くの場面で使う表現でしょう。
【カフェで】
나:아이스 아메리카노 에스프레소 더블로 받을 수 있을까요?
アイスアメリカーノのエスプレッソをダブルにしてもらうことはできますか。
가:네, 할 수 있어요.사이즈가 크면 더블이 아닌 트리플이 좋다고 생각해요.
はい、できますよ。サイズが大きいとダブルでなくトリプルの方が良いと思いますよ。
나:그럼 트리플로 부탁드릴게요.가져갈게요.
じゃあトリプルでお願いします。持ち帰ります。
가:라지 사이즈 아이스 아메리카노에 에스프레소 추가네요. 5,000원이에요.
ラージサイズのアイスアメリカーノにエスプレッソ追加ですね。5,000ウォンです。
韓国語のたくさんの肯定表現をご紹介しました。ご紹介したものは、どれも会話の中でする返事として日常的に使われるものですので必ず覚えておきましょう。
表現の選択に迷うことがあるかもしれませんが、例文を見て最適なタイミングを見定められるようになると良いでしょう。
まとめ
相づちや会話の中で使える肯定の表現を勉強しました。いかがでしたでしょうか。
相づち一つであっても、相手に思っていることを伝えられるとコミュニケーションの幅が広がります。同じ気持ちを共有できるようにするためにも、今回学習した肯定の表現をマスターして、気持ちの良い会話を楽しみましょう。