韓国語の文法解説「思わなかった」「知らなかった」の使い方

  1. 韓国語講座・勉強

前回は文法「~는/()/()ㄹ 줄 알았다」(~と思った)を学びました。

韓国語にはこの反対の意味の「~는/()/()ㄹ 줄 몰랐다」(~と思わなかった、~とは知らなかった)という表現もあります。今回はこの文法を学習しましょう。

韓国語の文法解説「思わなかった」「知らなかった」の使い方

韓国語の文法解説 動詞

現在形

動詞では現在の事実を知らなかった場合、語幹に「~는 줄 몰랐다」(~するとは知らなかった)を付けます。

자는 줄 몰랐어요.

寝ているとは知りませんでした。

過去形

過去の事実を知らなかった場合、動詞の語幹に「()ㄴ 줄 몰랐다」(~したとは知らなかった)を付けます。

語幹の最後が母音で終われば、語幹に「~ㄴ 줄 몰랐다」を付けます。

語幹の最後がパッチムで終われば、を脱落させてから、語幹に「~ㄴ 줄 몰랐다」を付けます。

語幹の最後がパッチム以外のパッチムで終われば、語幹に「~은 줄 몰랐다」を付けます。

정은 씨가 호주에 간 줄 몰랐어요.

ジョンウンさんがオーストラリアに行ったとは知らなかったです。

未来や推測の表現

未来や推測の場合は、動詞の語幹に「()ㄹ 줄 몰랐다」(~すると思わなかった)を付けます。

語幹の最後が母音で終われば、語幹に「~ㄹ 줄 몰랐다」を付けます。

語幹の最後がパッチムで終われば、を脱落させてから、語幹に「~ㄹ 줄 몰랐다」を付けます。

語幹の最後がパッチム以外のパッチムで終われば、語幹に「~을 줄 몰랐다」を付けます。

ちなみに「」は「やり方」「すべ」を意味するので、これを「()ㄹ 줄 모르다」というふうに現在形にすると「~が分からない」「~できない」という能力や方法を表すこともあります。

그렇게 시간이 오래 걸릴 줄 몰랐어요.

こんなに時間が長くかかるとは思いませんでした。

韓国の若い女性が腰に手を当てて立っています。

形容詞

形容詞では事実を知らなかった場合、語幹に「()ㄴ 줄 몰랐다」(~いとは知らなかった)を付けます。

여기가 이렇게 유명한 줄 몰랐어요.

ここがこんなに有名だとは知りませんでした。

状況を推測できなかった場合には、形容詞の語幹に「()ㄹ 줄 몰랐다」(~いと思わなかった)を付けます。

이렇게 작을 줄 몰랐어요.

こんなに小さいとは思わなかったです。

存在詞

存在詞「있다」(ある、いる)と「없다」(ない、いない)では事実を知らなかった場合、語幹に「~는 줄 몰랐다」(~とは知らなかった)を付けます。

근처에 이렇게 맛있는 빵집이 있는 줄 몰랐어요.

近所にこんなにおいしいパン屋があるのを知りませんでした。

状況を推測できなかった場合には、語幹に「~을 줄 몰랐다」(~と思わなかった)を付けます。

이렇게 재미있을 줄 몰랐어요.

こんなに面白いとは思いませんでした。

口に手を当てた若い韓国人女性。

名詞

名詞には「~인 줄 몰랐다」(~だとは知らなかった)を付けます。

오늘이 일요일인 줄 몰랐어요.

今日が日曜日だとは知りませんでした。

まとめ

今回の記事では「~는/()/()ㄹ 줄 몰랐다」(~と思わなかった、~とは知らなかった)という文法表現をご紹介いたしましたが、きちんと理解できましたか?

前回学んだ文法「~는/()/()ㄹ 줄 알았다」(~と思った)と一緒に使って、会話を盛り上げてくださいね。

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