韓国語助詞で差がつく添加や限界を表す「〜마저」「〜까지」「〜조차」の使い方

    1. 韓国語初心者

    韓国語には「〜마저」「〜까지」「〜조차」という助詞があります。三つとも名詞に付いて、既存の事柄に何かを加えるときに用いますが、それらの違いを説明するのは難しいですね。

    そこで今回はこれら添加や限界を表す韓国語の助詞について学習しましょう。

    韓国語助詞で差がつく添加や限界を表す「〜마저」「〜까지」「〜조차」の使い方

    添加や限界を表す〜마저(〜すら、〜までも)

    〜마저」(〜すら、〜までも)は既にあるものの上に、さらに最後に残ったものを追加するという意味があります。

    この助詞は主に否定的な状況で用いられます。

    너 마저 날 안 믿으면 어떡하니?

    君まで僕を信じなかったら、どうしよう?

    막내마저 군대에 가서 집이 텅 빈 것 같아요.

    末っ子まで軍隊に行ったので、家がガランと空いたようです。

    韓国 黄色の背景に穴から手が突き出ています。

    〜까지(〜まで)

    〜까지」(〜まで)は前に「〜부터」「〜에서」(〜から)を付けて、時間や場所の範囲の終わりを指すときに使いますので、おなじみの助詞かもしれませんね。

    여기에서 고속버스 터미널역까지 가세요.

    ここから高速バスターミナル駅まで行ってください。

    この助詞は、範囲の終わりという意味を強調して、既にあるものの上にさらに追加することや、極限であることを表すときにも用います。

    この助詞は肯定的な状況でも否定的な状況でも使うことができます。

    오늘 점심에 여동생 밥까지 제가 다 먹어서 너무 배 불러요.

    今日のお昼に妹のご飯まで私が全部食べたので、とてもお腹がいっぱいです。

    미경 씨는 착한 데다가 얼굴까지 예뻐요.

    ミギョンさんは優しいうえに顔までかわいいです。

    上記の例文では形容詞の語幹に「()ㄴ 데다가」(〜なうえに)という、何かを追加するときの文法が付いていましたね。

    この文法を使う際には、前に来る言葉が形容詞の場合、語幹の最後の文字が母音であれば「〜ㄴ데다가」、語幹の最後の文字がパッチムであれば「〜은 데다가」を付けます。

    動詞の場合は「()/는데다가」(〜するうえに)を使います。

    動詞の現在形や存在詞「있다」(ある)、「없다」(ない)の場合は、語幹に「〜는 데다가」を付けます。動詞の過去形では「()ㄴ 데다가」を使います。

    動詞の語幹の最後の文字が母音であれば「〜ㄴ데다가」、語幹の最後の文字がパッチムであれば「〜은데다가」を語幹に付けます。

    名詞には「〜에다가」(〜に)か「〜인 데다가」(〜であるうえに)を付けて使います。

    白い壁に手を伸ばす韓国の若いビジネスウーマン。

    〜조차(〜さえ、〜すら)

    〜조차」(〜さえ、〜すら)は既にあるものの上に、さらに全く期待していなかったり予想していなかったりするものを追加するという意味があります。

    この助詞は主に否定的な状況で使われます。

    〜마저」との違いがイマイチよく分からない方もいるかもしれませんが、「〜마저」が最後の砦のようなものを含めるのに対し、「〜조차」は基本的なことや最低限のものを例示します。

    시작조차 못 했어요.

    始めることさえ、できませんでした。

    まとめ

    今回の記事では添加や限界を表す韓国語の助詞「〜마저」「〜까지」「〜조차」についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?

    この三つの助詞の違いをはっきり理解するのは難しかったかもしれませんね。しっかり復習して、自然な韓国語を身につけてくださいね。

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