この記事を読んでいる人の中には留学などで韓国に行き、部屋を借りる予定の方がいるかもしれません。そのとき韓国人の友人に同行してもらうのも良いですが、なるべく自分の言葉で伝えたいと思いませんか?
今回は部屋探しの際に役立つ韓国語表現を紹介します。
韓国で家借りる:部屋探しで役立つ韓国語表現
不動産屋への訪問
家を見つけるために不動産屋に行くと、このように迎えられるでしょう。
중개인:어서 오세요, 손님.
いらっしゃいませ、お客様。
「不動産屋」は韓国語で「부동산 중개소」といいます。これは直訳すると「不動産仲介所」という意味ですが、一般的にはそれを略した「부동산」がよく使われます。
物件の種類
不動産屋の人に、探している物件のタイプについて言ってみましょう。
손님:이 근처에 있는 고시원을 구하고 싶은데요.
お客様:この近くにあるコシウォンを探したいんですけど。
上記の「고시원」(コシウォン)の部分を「원룸」(ワンルーム)や「하숙집」(下宿)など自分の住みたい賃貸住宅に言い換えて、練習してみてください。
単語「구하다」は「求める」という意味の動詞です。
他にも、こんな言い方ができます。
손님:학교 근처에 있는 원룸 좀 소개해 주시겠어요?
学校の近くにあるワンルーム、ちょっと紹介していただけますか?
物件の希望条件
不動産屋のスタッフには住みたい部屋の条件を尋ねられますので、希望の設備や周辺環境などを答えられるようにしておきましょう。
ちなみに、基本的な家具や電化製品が備え付けられている物件のことを韓国では「풀옵션」(フルオプション)といいます。
중개인:어떤 방을 찾으세요?
どんな部屋をお探しですか?
손님:옷장하고 침대 같은 가구가 딸려 있는 방이었으면 좋겠어요.
たんすやベッドみたいな家具が付いている部屋だったらいいですね。
「~았/었/였으면 좋겠다」(~だったらいいな)は願望や希望を表す文法です。
動詞と形容詞に付ける場合は、語幹の最後の母音がㅏとㅗなら「~았으면」、語幹の最後の母音がㅏとㅗ以外なら「~었으면」を付けます。
「하다」の場合は「하였으면」になりますが、「했으면」の形で使うことが多いです。
名詞の場合は、パッチムがあれば「~이었으면」、パッチムがなければ「~였으면」が付きます。
不動産屋さんは条件に合う物件をいくつか紹介してくれますので、気になることを聞いてみましょう。
손님:방은 얼마나 커요?
部屋はどれくらい大きいですか?
家賃
物件選びの重要なポイントの一つは家賃です。
韓国の家賃システムには「전세」(チョンセ)と「월세」(ウォルセ)があります。
チョンセとは、漢字で「伝貰」と書きますが、契約時に一定の金額を保証金(보증금)として支払い、契約期間が終了したときに全額返してもらう制度です。
漢字で「月貰」と書くウォルセは、契約時に一定額の保証金を預け、毎月家賃や管理費(관리비)を払い、契約終了時に保証金を返してもらう制度です。
손님:가격은 어떻게 돼요?
価格はいくらですか?
중개인:한 달에 45만 원이에요.
1ヶ月で45万ウォンです。
値段の聞き方には他にも「가격은 어느 정도예요?」(価格はどのくらいですか?)や「가격은 어느 정도 돼요?」(価格はどのくらいになりますか?)などがあります。
物件の内見
気に入った物件を見つけたなら、実際に見学してみましょう。
손님:지금 보러 갈 수 있을까요?
今、見に行けるでしょうか?
중개인:집주인한테 전화해 볼 테니까 잠깐만 기다리세요.
家主に電話してみるので、ちょっと待ってください。
他の部屋も紹介してもらいたい場合は、こんな言い方もできます。
손님:혹시 이 방보다 더 큰 방은 없어요?
もしかしてこの部屋よりもっと大きい部屋はありませんか?
入居決定
住みたい部屋が決まったなら、このような表現を使います。
손님:이 방으로 할게요.
この部屋にします。
入居できる日にちについても聞いておきましょう。
ちなみに「空き部屋」は韓国語で「빈방」といいます。
손님:혹시 이사는 다음 주말에 와도 돼요?
もしかして引っ越しは来週末にしてもいいですか?
집주인:방이 비어 있으니까 언제든지 오세요.
部屋が空いているから、いつでも来てください。
気に入る物件がなければ、以下のように言って断ることもできます。
손님:죄송하지만 나중에 다시 올게요. 잘 봤습니다.
すみませんが、後でまた来ます。ありがとうございました。
このフレーズの代わりに「좀 더 생각해볼게요」(もう少し考えてみますね)と言うことも可能です。
まとめ
韓国に住む予定のある方は、ぜひ今回出てきたフレーズをアレンジして使ってみてくださいね。