頭に関する韓国語慣用句:日常会話で使える表現を紹介

    1. 韓国語講座・勉強

    頭は人間の身体の司令塔ですね。日本語には「頭」に関連する慣用句やことわざがたくさんありますが、同じように韓国語にも「머리」という単語が含まれている慣用語が多々あります。

    今回は頭に関する韓国語の慣用表現を例文と一緒に見ていきましょう。

    頭に関する韓国語慣用句:日常会話で使える表現を紹介

    頭が軽い?

    머리가 가볍다」(頭が軽い)は、気持ちや気分、体がすっきり爽快である状態を表します。

    ちなみに反対の「머리가 무겁다」(頭が重い)は、頭が痛くて気分が優れないことを言います。これは日本の慣用句と同様ですね。

    유리:지금도 머리 아파요?

    今も頭が痛いんですか?

    서연:아뇨. 지금은 괜찮아요. 푹 자고 일어났더니 머리가 가벼워졌어요.

    いいえ。今は大丈夫です。ぐっすり寝て起きたら、頭が軽くなりました。

    「~//였더니」(~したら)は、過去の行動が後節の理由や原因になるときなどに使う文法表現です。

    上記の例文では、動詞「일어나다」(起きる)の語幹「일어나」の最後はなので「~았너니」を用いて、「일어났더니」となっています。

    赤地にチェック柄のシャツを着た、長い黒髪の女性。韓国の精神を体現しています。

    頭を握り絞る?

    머리를 쥐어짜다」(頭を握り絞る)には、とても苦心しながら妙案を考えるという意味があります。

    쥐어짜다」は「쥐다」(握る)と「짜다」(絞る)を合わせた言葉で、日本語では「しっかり絞る」や「絞り取る」といった意味があります。

    유리:아무리 머리를 쥐어짜도 좋은 생각이 안 나.

    いくら頭を握り絞っても良い考えが出てこないよ。

    지우:낮잠을 좀 자. 쉬고 나면 좋은 아이디어가 떠오를 수도 있잖아.

    ちょっと昼寝しなよ。休んだら良いアイディアが浮かぶこともあるじゃない。

    「~//여도」(~しても、~くても、~でも)は前節の行動や状況が後節の事実に影響を与えられないことを表す文法です。

    意味を強調するために「아무리」(いくら、どんなに)と共に使われる場合が多いです。

    ここでは動詞「쥐어짜다」の語幹「쥐어짜」にがあるので「~아도」を付けて「쥐어짜도」としています。

    また、文法「~()ㄹ 수도 있다」は可能性があることを表し「~することもある」と訳されます。

    上記の例文では動詞「떠오르다」(浮かび上がる)の語幹「떠오르」の最後にパッチムがありませんので「~ㄹ 수도 있다」が付いています。

    オフィスでラップトップを見ている 2 人の韓国のビジネス女性。

    頭を突き合わせる?

    머리를 맞대다」(頭を突き合わせる)は、ある事柄について議論したり決定したりするため互いに向かい合うことを指します。

    선생님:과제 완성했어요?

    課題は完成しましたか?

    나나:아직이에요. 지금 친구랑 머리를 맞대고 고민중이에요.

    まだです。今、友達と頭を突き合わせて悩んでいます。

    고민」は漢字で書くと「苦悶」ですが「悩み」という意味です。「」は「」という意味ですので「고민중이에요」は直訳では「悩み中です」になります。

    まとめ

    今回は「머리」(頭)に関する韓国語の慣用表現をいくつか取り上げてみましたが、いかがだったでしょうか?

    このような成句は上記以外にもあり、考え方や思想が頑固なことや記憶力が衰えることを指す「머리가 굳다」(頭が固い)、あれこれ深く考えるという意味の「머리를 쓰다」(頭を使う)、

    臨機応変に考えが浮かび上がるという意味の「머리가 잘 돌아가다」(頭がよく回る)など日本語とよく似たものが存在しています。

    皆さんもこれらの表現をぜひ覚えて、韓国語での会話の際に役立ててくださいね。

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