韓国のSNSでのいじめ問題、子供たちの未来を考える

    1. 日常会話で覚える韓国語

    日本でも中学生や高校生が亡くなるニュースが後を絶ちません。

    韓国でも同じように子供達をとりまくSNSの環境が変わり、子供たちがこのようないじめで亡くなるケースは日本と同様に増えつつあります。

    韓国のSNSでのいじめ問題、子供たちの未来を考える

    SNSでのいじめ

    このようなことを韓国語では「학교폭력」と言います。また韓国の学生の間では、SNSなどのいじめによることを「떼카」「카톡감옥」「방폭」などという言葉を使っているといいます。

    떼카」は、SNSでのグループトーク内で1人の悪口を言う行為を指します。

    카톡감옥」は、このようなことを避けようとグループトークから出た子供らを執拗に招待し、続け抜けられないようにする行為のことを指します。

    また「방폭」はグループトークに一人だけを残し、その他はグループトーク内から出ていくというオンライン上でいじめをする行為を指すします。

    ネットリテラシー

    オンライン上のマナー

    建物の階段に立ち、SNS やいじめの問題について話し合う女性のグループ。

    このように時代とともにいじめも変化している中、日本も韓国も教育関係機関の動きは鈍いものですね。

    このような状況下では、国を越えて未来ある子供達を守らなければいけないのではないでしょうか。

    それにはまず、私たち大人が同じような行為をしないよう努力することが必要です。そして子供たちにも、オンライン上でのマナーを学ぶ機会を作るべきでしょう。

    ネットリテラシーと言われているものを、大人、子供関係なく学ぶ機会を増やして、学校だけに頼らず家庭内でも話し合いたいですね。

    ネットのせいで苦しむ子供たち

    子供の身は親が守るということ、学校へ行かない選択など、教育を見直す時期にきているとも言えるのでしょう。

    韓国や日本では学歴社会(偏差値教育)などによる弊害がでてきているのかも知れません。

    もちろん一概には言えませんが、これだけインターネットが普及し、子供たちが苦しんでいることを知ることは大切ですね。

    何気ない日常の中においても日々こうした子供たちが苦しんでいることを知ってほしいと思います。

    ネット問題を考える

    矢印で囲まれた黄色の悲しい顔の 3D 画像。いじめ問題が子どもたちの将来に与える影響と、それが韓国の SNS プラットフォームにもたらす影響を反映しています。

    韓国語を勉強している皆さんもインターネット上でのマナー、オンライン上でのマナーを韓国語で学んでみると、きっと様々な側面が見えてきます。

    ネットリテラシーを身に着け、ストレスなく過ごすにはどうしたらいいのか、ぜひ考えてみてください。

    どうしてダメなんだと思うより、どうしたら改善できるのか、どうしたらこのようないじめが少なくなるのかなどを考えてほしいと思います。

    これは各国というより、世界的に言える課題なのかもしれません。

    今日は少し硬い話になってしまいましたが、ネット問題を考えるいい機会だったととらえてもらえたら嬉しいです。

    個々でよくする努力を

    韓国語を勉強している皆さんの中にも、子育て中の方も少なくないことでしょう。日本でもこのようなニュースが出るたびに、心を痛める人もきっと少なくないはず。

    自分には関係ないと思わず、大きないじめに発展する前に、追いつめられる前に気付くことができるような社会へと変えていければ良いですね。

    急速に変化する現代は、どのように生きていくのがいいのか考えさせられる時代となった言えるでしょう。大人も子供ももう一度、ネットリテラシーをよく考えて使う時代となってきたようです。

    インターネットに悪口は…

    会話

    : 인터넷상에 욕을 쓰지마.

    インターネット上に悪口を書いたらいけないよ

    : 알았어, 엄마. 근데 왜 안 돼?

    わかったよ。ママ。でも、どうしてだめなの?

    : 인터넷상에 글을 올리면 취소하고 싶어도 취소할 수 없으니까.그리고 퍼가기나 리트윗 기능이 있어서 한 번 소문이 나면 평생 괴로워질테니까.

    インターネット上に書いたら、取り消したくても取り消せないから。それに、コピペやリツイートがあって、一回出回ったら、生涯苦しむことになると思うから。

    日本国内でも「SNS疲れ」という言葉を聞いたことがありますが、韓国でも「*카페인うつ病」を患っていませんか?という言葉を見つけました。

    きっと、これらは、世界的にもあるかもしれませんね。

    SNSは競争社会の縮図

    韓国でも、Facebookやインスタグラム、そして掲示板などが流行っていますが、やはりここでも競争があるとのこと。

    元々韓国では学歴などの競争が激しいですが、SNSにまでも競争とは疲れてしまいますよね。

    日本でも同じかもしれませんが、便利になったとはいえこれで病になったら「百害あって一利なし」なんてことにもなりかねません。

    *카페인うつ病は後で解説

    한국어로 백해무익입니다. 사자성어입나다.

    韓国ではどのようにSNSが使われている?

    自慢

    Facebookは「私はこんなにもいい生活をしている」、インスタグラムでは「私はこんなにいいものを食べている」、

    カカオストーリーでは「私の子供がこんなにもよく育っている」など使い分けがあるようです。

    これは日本でも似ていますが、SNSが日常生活に取り入れられたことはよかったものの、ある時から友達や知人の消息などの共有空間から、他人よりもっと幸せで優越だということを見せる空間になってきたとのこと。

    これでは、疲れてしまいますね…

    Sns는 장단점이 있지만 병을 앓으면 안 돼요.

    카페인うつ病?!

    最近では「카페인うつ病」という新造語ができたそうです。これは韓国語で 카카오스토리, 페이스북, 인스타그램 の最初の文字をとってできたものだそう。

    そしてこれは、カカオストーリー・Facebook・インスタグラムなどのSNSを見ながら他人の幸せな日常に対し、劣等感などを抱くことをいう言葉だとのこと。

    こうなっては便利なSNSではなくなってきてしまっていますね。

    でも、ある種の現代病といえるのかもしれません。なぜなら、やはりSNSをする人が多いから。

    またSNSを見て「どうして私だけ不幸なのか?」などの幸せに対する強迫観念も出てくる人々もいるのだそう。

    私たちも気を付けなければならないことかもしれません。

    うつ

    나만 왜 불행해 보일까?

    どんな思いになってしまうのでしょうか?

    韓国国内でも経済格差などの言葉もあり、とある人は「SNSの世界は幸せな人たちが集まる場所」といいます。

    またある人は「むなしい人間関係になってきた」「自慢するだけの場所」などと思ったり、また貧富格差を感じる人や自身がみすぼらしく感じたなどと思ってしまう人々が少なくないといいます。

    これは偏差値教育を受けてきたことも関係あるのでしょうか。他人と比べることを強いられている日本や韓国などの教育なども考えざるを得ないかもしれません。

    남과 비교하면 안 됩니다.

    SNS疲れや病気にならないためには?

    これだけ発達したSNSなどを変えることはできないと思いますが、自分の使い方など工夫をしてみることだけでもいいのではないでしょうか?

    韓国のみならず日本でも注意が必要ですよね。便利になったとはいえ、自分が病気になっては本末転倒です。活用方法を見直してみてくださいね。

    Sns활용방법을 다시 한번 생각해 보세요.

    スマホ使用問題と子供への影響 – 日常会話で学ぶ注意点

    日本では、とあるゲームの流行での歩きスマホや、運転中に携帯を見る人々が増え問題になっています。

    韓国でも、運転中に携帯をする人が増加し問題になっているといいます。

    スマホ、問題だらけの使用方法

    この運転中の携帯の使用は、世界的にも問題になっていることですね。

    例を挙げたらキリがありませんが、大型バスの運転手が携帯を見ながら運転したり、個人でも運転中に携帯を見たり、現象は日本ともほとんど変わらない状況のようです。

    世界的に見ても、これらは改善されなければならないですよね。

    子供のスマホ中毒

    現在では乳児や幼児を除いて、スマホや携帯を持っていない人を探す方が難しいのではないでしょうか。特にIT先進国である韓国ではそうだといえますね。

    さらに子供達におけるスマホの使い方や課金対策も問題となっているようです。スマホ中毒という言葉も同じかもしれません。

    もちろんスマホ中毒にならないよう、対策などもインターネット上にはたくさん出ています。

    これは日本でも同じですが、部屋へ行ってしまい親の目の届かないところでできてしまうのがスマホ。解決するにはなかなか難しい問題でもあります。

    便利な時代ではありますが、危険度も多くなっているため、親自身も知識を身につけなければなりません。ネットリテラシーを子供と一緒に学ぶことも重要ですね。

    最低限の注意ポイント

    五箇条

    そんな中韓国のサイトで「子供たちのスマートフォン利用時、これだけは注意しましょう」というものを見つけたのでご紹介。

    子供たちがスマートフォンをもって遊んでもいい?

    乳幼児期には、焦点を合わせる距離が40-70センチが適切であり、この時期にスマートフォンの小さい画面を見ると近くで見てしまうため視力へは悪影響を及ぼす。また、焦点を合わせる訓練をしている時期のため使わせるのはよくない。

    やむを得ずスマートフォンをもって遊んだとしたら適切な使用時間は?

    30分以上の使用はいけない。人間の目は特に映像や文字を認識するとき、ちらつきを自制するようになっているため、それ以上すると涙が不足し角膜の損傷まで至る場合があるうえ、成長過程である子供達には眼球にも悪影響を及ぼすので、使用は控えた方がいい。

    移動する車の中でのスマートフォン視聴はさらに有害?

    車内は暗いうえ乾燥もしていて、移動している車であれば常に網膜の距離と周辺の明るさが変わるため目は常に焦点を合わせるよう調節している。よって、眼球には悪影響を及ぼす。

    乳幼児用スマートフォンアプリもたくさんあるがこれらを利用することは?

    本などに比べ価格も安く手頃ではあるが、そのことを含めたとしても、前途記載した通り、目には悪影響を及ぼすが、悪影響を減らすには、大きな画面で見ることが望ましい。

    スマートフォンを一日のうち3時間以上使ったら子供にはどんな影響が?

    総合的にみても、30分以上の利用は控えるほうが望ましい。

    これらは、子供だけでなく大人にも当てはまるります。スマートフォンとうまくつきあっていけるよう、教育も含め大人たちも利用方法を学ぶべきですね。

    子供に携帯買った?

    가: 민우엄마, 민우한테 스마트폰 사 줬어?

    ミヌママ。ミヌにスマホ買った?

    나: 지영엄마, 아니. 안 사줬어.

    ジヨンママ。まだ買わないよ。

    가: 그렇지. 나도 지영이한테 스마트폰을 안 사줬어.

    そうだよね。私もジヨンに買ってないよ。

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