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韓国でも高齢化が進み、結婚する年齢が引きあがってきています。アメリカのある調査などで見ると、既婚と未婚でどちらが幸せか?という調査もあるのだとか。
韓国の結婚観:既婚と未婚、どちらが幸せ?
結婚観と社会
未来のために
この結婚観はどちらがいいというものでもなく、人それぞれの価値観だというものもあれば、精神状態なども関係しますね。
どちらが幸せということではなく、最終的には「社会全体が未来を担う子供達に安心して過ごせる社会にしていくこと」を考えなければならないのではないでしょうか。
ただ現実問題、日本も韓国も「高齢社会とどう向き合うのか」、「今後若者たちが幸せに暮らしていけるのか」、「幸せとは何なのか」という問題などとも向き合わなければならないことでしょう。
教育問題
さらに保育園や幼稚園問題は、韓国も大変そうで、有名な保育園や幼稚園などに入りたければ、子供が生まれたらすぐに書類などをもらいにいくのだとか。
予約しておかないとなかなか人気のところには入れないらしいですよ。ある意味すごい時代になってきたともいえます。
教育熱心なのはいいのですが、これでは日本と同じように、不登校など増えかねません。
語学教育
しかし韓国の場合、日本よりも親子留学など盛んなので、「日本よりも進んでいる」、「世界情勢や社会情勢をよく見ている」などと言えるかもしれませんね。
最近の日本でも親子留学など流行を見せてきていますが、それでも韓国の知人と話していると英語教育は遅れているなと思わされます。
英語の発音などではなく、英語が話せなければ就職できないという現実が韓国ではあるからです。
また韓国国内で就職をしようとするなら、英語は必須。実際に私が知っている韓国人たちは、英語が話せるうえその他の外国語を学んでいます。
言語はコミュニケーションのツールであることはもちろんですが、それ以上に生きていくために必要となっていると言えるでしょう。
確かに世界で働くことができるのであれば、生活に困ることはなさそうですね。こんなところは日本も見習うべきかもしれません。
既婚と未婚、どちらが幸せ?
世代間で相違が
さて話を元に戻して、既婚か未婚、どちらが幸せなのかというアメリカの調査結果では、性別・年齢によって結果は違ったそうです。
確かに、50代と20代では違うでしょう。時代も違えば景気も違うのですから。
だから既婚がいいのか未婚がいいのか、どちらが幸せということではなく「今生きていることが幸せ」なのかもしれないということ。
そして「幸せは自分でつかんでいくもの」ということなのでしょうね。
自分を見つめなおして
よく、他人のせいにする人を見かけますが、よっぽどのことがない限り、自分で選択しているということを覚えていたいものです。
韓国語の勉強ができないというのは、自分の中で何に引っかかっているのか見つめなおす時期なのかもしれません。
また、どうやって見つめなおすのかと言えば、自分の感情に素直になればいいのではないかと思います。無理やり勉強することはありません。
ここで自問自答してみましょう。韓国語の勉強を楽しんでいるだろうか?心から楽しんでいるのか?
そんなことをメインに韓国語と向き合ってもいいでしょう。楽しむこと!嬉しいこと!これが一番ですもんね。
結婚に対する考え方
会話
가: 미향아, 결혼에 대해서 어떻게 생각해?
ミヒャン。結婚に対してどう考えてる?
나: 나는 결혼에 대해 생각한 적이 없는데..ㅎ
私は結婚に対して考えたことないけど
가: 그래? 왜 생각하지 않아?
そうなの? なぜ、考えないの?
나: 그건 운명이 아냐? 좋아하는 남자가 생겼더라도 사귈 수 없는 경우도 있으니까..
運命じゃない?好きな人ができても付き合えないこともあるから
가: 그렇구나.. 그런 생각도 있구나.
なるほど。。そんな考えもあるよね
日本も長年低出生率が問題となっていますが、お隣の韓国はもっと深刻なようです。街中で赤ちゃんを見る機会が減ったなんて声も聞こえてきます。
どうしてここまで出生率が低くなったのか、その理由は何なのでしょうか。
少子化問題
韓国では2000年代初め頃から少子化が大きな社会問題として浮上し、そのころから政府は少子化対策に本格的に取り組むようになりました。
いろいろな対策が講じられてきましたが、就職や住宅問題でそもそも結婚をあきらめる若者が増えている状況に十分に対応できていません。
結婚・出産は女性の負担が大きい
韓国では、子育ては母親が行うものといった考え方がまだ色濃く残り、女性に負担が偏りがちです。育児のために、今までのキャリアを捨てて子育てに専念する女性も少なくありません。
また、結婚にメリットを見いだせないことから、結婚を避ける「非婚」主義もかなり広がってきています。
結婚したとしても、仕事と育児の両立の難しさ、高騰する住宅費や塾などの教育費といった経済的負担の重さも、子どもを産むことをためらわせる大きな要因です。
結婚へのハードルが高い国
根本的な問題として、まず結婚が難しいというのが大問題です。
韓国の若者を取り巻く環境の厳しさは日本以上に深刻で、若者たちは将来への不安が大きい状況です。
一番の問題は就職難。就職も大手企業が人気なため、就職自体が非常に難しく、その結果非正規職が多くなり、収入が安定しないといった状況が生まれます。
就職浪人も多く、ソウルでも若者のニートで溢れています。安定した仕事がなければ、結婚に踏み切ることは難しいですし、子供を産めば、教育費がかかり、さらに社会的な責任も大きくなります。
このため、結婚自体をあきらめる若者が激増しているのです。
住宅問題
結婚へのハードルとして、住宅費の負担の大きさも指摘されています。
韓国の住宅価格はさながら昔の日本のバブル時代のようです。マンション価格は高騰して、普通のサラリーマンの収入ではとても買えるような価格ではありません。
賃貸価格も負担が大きく、結婚にむけて住宅を準備することも容易ではない状況です。
自分のことで精一杯な若者たち
韓国社会では受験や就職で激しい競争にさらされる環境から、若者たちは子を産み育てることより、まずは自分の生存を優先せざるをえない状況です。
若者の雇用は不安定で格差も拡大していることから、さらに将来に不安を抱き、結婚や出産に踏み出せないケースも少なくありません。
誰もが安心して暮らせる社会でこそ、結婚や出産といった大きな決断を出来る勇気が出てくるのではないでしょうか。
このように、韓国の低出生率は社会の構造の問題といえます。簡単には解消できない問題でしょうし、一人でも楽しいという若者も少なくないため、出生率を上げるのは簡単なことではないように思われます。
韓国語会話
가:あなたのお兄さん、元気にしてる?
네(너의) 오빠 잘 있어?
나:ああ、就職失敗して、最近はニートになってるよ。
아아, 우리오빠 취직 실패해서 지금 백수야.
가:そうなの?大変だね
그래? 힘들겠다…
나:早く就職して欲しいよ。
빨리 취직하면 좋겠어.
가:早くいい就職先が見つかるといいね。
빨리 좋은 직장을 구했으면 좋겠네.
ますます深刻化していく韓国の少子化問題ですが、なかなか解決策がないのが現実です。
韓国が学歴社会であり、幼少期から塾などへ行かせたり、放課後にも授業があったりするということは、韓国好きの方ならご存じですよね。
子供のためには専業か兼業か
実は韓国では最近、ある結果が出ました。それは専業主婦の家庭より、ワーキングママすなわち共働き家庭の子供のほうが英語・数学の成績において、低かったということです。
これをうけ、韓国では自分のキャリアを諦め、専業主婦になる女性も増えているといいます。
その理由として、「子供が他の子供より勉強などが遅れることが怖い」ということがあげられてるようです。
しかし小学生のうちから塾や習い事をさせるには、共働きをしなければならない家庭が一般的です。
そのうえ大学進学までの教育費を考えたら、仕事を辞めることもままならないため、ワーキングママの悩みは増えるいっぽうですね。
これは日本でも皆さん悩んでいるのではないでしょうか。教育について真剣に考えなければならない時代となってきていることは間違いなさそうです。
学歴+αが必要
就職に向けて
学歴社会の弊害は日本でも韓国でも見え隠れしていますが、実際に企業が求める人材は学歴ではなくなってきています。
とある日本の大手企業の人事部長の講演会を聞きに行ったところ、
「留学であれワーキングホリデーであれ、何か目的のために休学してでも行動をした人や自分は○○ができて、こうしたことができる」
このようにアピールした子供たちを採用しているとのことでした。
つまり今までのような「上位大学を卒業する」といった学歴だけでは、就職がなくなってきているのですね。
幸せの形はそれぞれ
しかし日本も韓国も社会と学校とのつながりほとんどない教育であるため、このような問題が取り上げられるのではないでしょうか。
子供を持つ親であれば、自分の子供が仕事に困らないようにと考えるほか、幸せになってほしいと願う親ばかりでしょう。
しかし幸せというのは人によって違うものです。大企業へ入社できることが幸せだと感じる人もいれば、中小企業でも健康であることが幸せだという人もいますよね。
ただ未来ある子供たちの将来を考えたとき、果たしてこれらの教育があっているのか疑問に思います。
問題山積みの教育現場
日本では不登校生が増加し、韓国では若者たちの就職氷河期。そして両国とも少子高齢化で経済低迷中ですね。
これらがいい悪いというわけではなく、時代の流れに逆らっているのが今の教育ではないかとも見て取れてしまいます。
ワーキングママが子供たちの勉強をみてあげられないという点だけが、果たして成績に影響しているのかも疑問ですが、境域に関する悩みは日本でも同じでしょう。
受験という制度に振り回されてしまうことも多く、成績だけを見る教育は今の時代には果たして合っているのかということを、社会全体で考えていかなければならない節目なのでしょう。
学歴社会もいいですが「可愛い子には旅をさせよ」という言葉があるように、経験や経歴が重要になってきていることを知ってほしいと思います。
塾に行ってる?
会話
가: 승연엄마, 승연이는 학원에 다녀요?
スンヨンママ、スンヨンは塾に通ってる?
나: 우리 승연이는 학원에 안 다녀요.
行ってないよ
가: 정말? 왜? 승연이는 항상 1등이잖아. 그럼 어떻게 공부해?
本当に?どうして? スンヨンはいつも1位じゃない。じゃあ、どうやって勉強しているの?
나: 집에서 혼자 공부해.
家で一人で勉強しているよ