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強い北風が吹き荒れる寒い冬は、空気の乾燥などによって風邪を引きやすい季節ですね。
なので身体を冷やさず、水分をしっかり取るのが風邪予防の一番だといわれています。今回そんな冬にピッタリな韓国のお茶をご紹介したいと思います。
韓国流風邪対策!柚子茶の驚きの効果と簡単レシピ
柚子茶で風邪予防
柚子茶の効果
冬にぴったりのお茶、それはズバリ、韓国土産としても有名になっている유자차(柚子茶:ユジャチャ)です。
유자(柚子:ユジャ)にはレモンの3倍にもなるビタミンCが含まれていて、風邪の予防はもちろん、風邪を引いてしまった時でも熱を下げてくれたり、疲労回復やストレス解消にも効果あると知られています。
韓国のゆず湯の習慣
日本には冬至の日にゆず湯に入る習慣がありますね。ゆず湯に入ると風邪を引かないと言われています。韓国にも同じような言い伝えがあって、冬至の日に柚子を浮かべた湯船に入ります。
そして、そこにもう一つはプラスされるのが、柚子で作ったお茶である유자차(柚子茶:ユジャチャ)を飲みながら入ることです。
ユジャチョンとは?
ユジャチャとは、そのエキスとなる유자청(柚子清:ユジャチョン)をお湯や水で薄めた韓国の伝統茶です。韓国のスーパーなどでユジャチャを買う時よく見かけられる、透明のビンに入ったマーマレードのようなものが유자청(柚子清:ユジャチョン)になります。
今は多くの方が市販のユジャチャを買っていますが、ユジャチョンの作り方はとても簡単で、昔の人たちはほとんどが自家製だったことから、最近は自分の好みに合わせて作る人たちも増えています。
유자청(柚子清:ユジャチョン)の作り方
유자청(柚子清:ユジャチョン)
材料:유자(柚子:ユジャ)、유자(柚子:ユジャ)と同じ量の砂糖(たとえば、柚子が700gなら砂糖も700g)
① ベーキングソーダや荒塩などで유자(柚子:ユジャ)を皮ごと綺麗に洗います。
② 4分の1に切って、유자(柚子:ユジャ)の皮と実を分けます。
③ 実の中にある種を全部取ります。(苦みの原因になるので小まめに手入れしてください)
④ 皮を薄切りし、実もみじん切りにします。
⑤ 切り終わった皮・実・砂糖を大きなボウルに入れて混ぜます。(この時、砂糖を80%だけ入れ、少し残しておきます)
⑥ 混ぜたものを消毒したガラスのビンに移します。
⑦ その上にもう一度先ほど⑤で残した砂糖をかぶせます。
⑧ 密封し、砂糖が溶けるまで常温で10時間ほど置いといた後、冷蔵庫で保管します。
注意!砂糖が少ないとカビが生えたり、苦くなる場合があるので、十分な量を入れてください。
Tip 密封前に入れる砂糖の代わりに、ハチミツを入れるのもおススメです!
自家製ユジャチョンに挑戦
こうやって作られたユジャチョンを、お湯で薄めて飲むと水分もビタミンも同時に摂れるうれしいお茶になります。
冬は生姜汁を少量入れるとより体を温めることができますし、夏は水で薄めて氷で冷たくして飲むのもおいしいです。一年中楽しめる柚子茶を今度ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
日本と同じように四季のある韓国ですが、春先は日本と同じように木蓮のつぼみが膨らみカササギを目にすることが多くあります。
このカササギは、韓国語で까치(カチ)というカラス科の鳥なのですが、長い尾を持っていて肩とお腹は白く、カチが鳴くと喜ばしい客が来ると言われる吉鳥でカラスとは印象がまるっきり違います。
今日の会話を見てみましょう。
会話
남자: 봄 맞아? 왜 이렇게 추워?
여자: 꽃샘추위 물라? 이때 감기환자가 더 는다고 해요.
남자: 그래? 날씨가 풀리면 봄나들이 가자.
男: 本当に春。。 なんでこんなに寒いの。
女: 花冷えの寒さを知らないの。 この時風邪をひく患者が増えるって言うよ。
男: そうなんだ。天気が和らいだら春の外出をしよう。
꽃샘추위(コッセムチュウィ)とは春を感じ始めたころにやって来る一時的な寒さを指す言葉で、日本語では花冷えの寒さと言われます。
三寒四温
同じような時期に日本では三寒四温という言葉がありますね。
三日寒さが続いた後四日暖かくなるといった冬の天気が7日周期で変化するというものですが、韓国でも同じように삼한사온(サㇺハンサオン)と言います。三寒四温を韓国語読みしたものでまったく同じ使い方になります。
나들이(ナドゥリ)は家を出て近い場所に出掛けることを言います。
春の나들이としては、日本と同じようにお花見に出掛けますね。ただしお酒はなしです。
それでも3月中はまだまだ寒い日が多いですよね。気分は春なので余計に寒さが応えるようです。
日本でもこの時期はインフルエンザがまだ猛威を振るっていることが多い時期です。
そこで次の会話です。
会話
의사 선생님: 어떻게 아프세요?
환자: 몸살이 납니다. 콧물도 나오고 기침도 심해졌어요. 열도 떨어지지 않습니다.
의사 선생님: 독감에 걸리셨나봐요. 링거 맞으시면 빨리 나을텐데
맞으시겠어요?
환자: 네. 맞을께요.
医者:どうされましたか。(どのように痛みますか)
患者:モムサルです。鼻水も出るし、咳もひどくなりました。熱も下がりません。
医者:インフルエンザにかかったようですね。点滴を打てば早く良くなりますが打たれますか。
患者:はい。します。
몸살(モムサル)これは日本語で訳すとどうなるのでしょう。
風邪を引いた際に体がだるく、筋肉痛のような痛さもあり、また悪寒がする状態という感じでしょうか。風邪を引いた際には良く使います。
독감(トッカㇺ/毒感)で、インフルエンザのことを指します。
링거(リンゴ)は決してりんごのことではなく、リンゲル液、すなわち点滴のことです。
また、会話にはありませんがウィルスのことを韓国語では바이러(バイロス)と発音するので病院に行かれた際は気をつけてくださいね。
患者の側から注射をする(打たれる)ことは、주사를 맞다(チュサルル マッタ)ですが、
先生の側から注射をするは、주사를 놓다(チュサルル ノッタ)となります。
まとめ
外国で病気になると心細いですよね。自分の症状を伝えることすらままならないので尚更です。
旅行に行かれる際には、基本的な症状は伝えられるように頭に入れていきましょう。
そうすれば、薬局で薬を買うことだって可能になります。自分の身を守るのは結局は自分のみ。
そういった状況で覚えて使った外国語はずっと記憶していて忘れないものです。