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以前は1週間に1、2作あるかないかだった사극(サグッ:時代劇)をテレビドラマでよく見かけるようになりました。
時代劇に対する関心が集中する中、最近、生徒さんたちの好奇心を刺激しているのは、身分によって異なる韓国の服飾文化ではないでしょうか。
韓服チマチョゴリの色で、身分や年齢が分かる
韓国の服装・今昔
今は、洋服が自分の個性や趣向を表現する道具ですが、昔は階級によって決められた服を着て、決められた帽子をかぶる、自分自身に関する情報を表現する手段だったんです。
つまり、衣服によってその人の年齢や身分を知ることができたんですよ。
三国時代
韓服の歴史は、高句麗、百済、新羅の三国時代から始まりました。最初に韓服の痕跡が発見されたのは、高句麗時代の王と貴族のお墓の中の壁画からなんです。
高句麗は中国の唐の時代の衣服や仏教の影響を受けていました。
その後、韓国の王様とモンゴル族の王女との婚姻によって中国の龍安時代の衣服が韓国に入り、それが韓服の始まりとなったと見られています。
チョゴリ
高句麗の女性たちは、普段は男性と同じ저고리(チョゴリ:韓服の上衣)と바지(バジ:ズボン)を身につけ、靴も男性のものと同じような形態のものを履きました。
儀礼を行う際には、バジの上から치마(チマ:スカート)を重ね着して美を表現したんです。
このように女性の服装が男性と大差がなかったのは、当時の服飾の最も中心的な特徴が「武」をあがめ、奨励する風習だったという事実を証明していますね。
女性たちのチョゴリの長さもまた、時代の流れを表わしていますが、三国時代までは女性のチョゴリの長さが腰より下、お尻まで覆っていました。
朝鮮時代
チョゴリの長さが最も大きく変化した時期が朝鮮時代です。
朝鮮時代初期は、高麗時代から移行してあまりたっていないので、長さは似たりよったりですが、中期に入ってから、若干短くなりました。そして朝鮮後期に入ると、かなり短くタイトになっています。
朝鮮後期の画家、申 潤福(シン・ユンボク)の美人画を見ると、かなり小さくタイトなチョゴリを着ています。
申 潤福が朝鮮後期に活動していたことを知らなくても、絵の女性が来ているチョゴリを見ると、朝鮮後期の絵であることが確認できるんですよ。
朝鮮時代の身分や歳の表し方
色で表す
朝鮮時代には韓服の色で自分の身分や年を表しました。
例えば、結婚していない아가씨(アガシ:未婚の娘)は真紅のチマに黄色のチョゴリ、結婚したばかりの新妻は、真紅のチマと黄緑のチョゴリをまといます。
結婚している婦人は、藍色のチマと玉色と呼ばれるやや青みがかった緑のチョゴリを着ていました。
チョゴリの袖が藍色なら、息子がいるというしるしであり、赤紫の結び紐をつけていれば夫婦が仲むつまじく共に老いているという意味だったんですよ。
表し方の例
身分によって髪飾りや服の色が変わる代表的な例は、時代劇「トンイ」で雑用係の女婢―女官―側室の最高位である숙빈(スッピン:淑濱)になっていくトンイを見るとよく分かります。
朝鮮時代における国教の影響
朝鮮時代がこのように服装に厳しかったのは、儒教をもとにした厳格な身分制度のためですね。これは高麗時代の国教だった仏教が、華美を極めていくにつれ、次第に弊害が現れたからです。
よって、礼儀作法・倹約・雅さと重視する儒教を国教としたことにより、それが服飾に現れたというわけです。
その結果、前代に比べて身分階層は非常に厳しくなり、強力な王朝中心体制に官吏である両班の特権意識が加わり、上下の区別が非常にはっきりとつけられました。
成宗の時には、すべての儀礼用の服飾が国法として指定されるほど厳格だったんです。
ハングルドットコム教室
<お礼を言うとき/お詫びするとき>
천만에요. どういたしまして
신세 많이 졌습니다. たいへんお世話になりました。
잘 먹었습니다. ご馳走様でした。
뭘요. とんでもないです。
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아니에요. いいえ。
실례했습니다. 失礼しました。
韓国語で色(虹の色で学ぶ韓国との違い)
虹の色は何色かと聞かれると日本では10人中10人が7色だと答えますよね。
世界のいろいろな国で3色、5色だと見解がバラバラであるのに対して、実は韓国でも虹は7色だと答えます。
では7色をすべて言いあてることができるでしょうか。
残念ながら日本人ははっきりと全ての色を答えられない人が多いようです。
でも韓国では大多数の人が答えられると言います。
なぜならそれは覚え方があるから。
빨주노초파남보(パルチュノチョパナムポ)と言うそうです。
それぞれ빨간색 주황색 노랑색 초록색 파란색 남색 보라색
(赤色、橙色、黄色、緑色、青色、藍色、紫色)
この際、韓国語で虹色を覚えてしまうといいかもしれませんね。
会話
손님: 저 피부가 까만편인데 겉옷으로 빨간색이 어울릴까요?
점원: 새빨간색 보다 약간 진한 빨간색이 더 잘 어울릴거에요.
브라운계열이나 어두운색, 새하얀색은 피하는 것이 좋구요.
손님: 그럼 이 붉은 웟도리로 할게요.
客:私は皮膚が黒い方なんですけ上着として赤色が似合うでしょうか。
店員:真っ赤よりも少し濃い赤色がもっとよく似合うと思いますよ。
茶系や暗い色、真っ白は控えられたほうがいいですよ。
客:それならこの赤い上着にします。
微妙な色の違い
日本でも赤色の中には微妙に変化のあるものがあり、それぞれに名前がついていますがそれは韓国も同じです。
例えば、붉은색(プルグンセッ)は、色を総称する単語、つまり붉은색の中に빨간색(パルガンセッ)や주황색(チュファンセッ)等の赤系の色が含められるということですが、韓国人にとっては빨간색がオリジナルの赤色なのに対して
붉은색は少しだけ濃く暗みがかった赤色という認識があるようです。
同様に黒は까만색(カマンセッ) 검정색(コムジョンセッ)、
青色は파란색(パランセッ)と푸른색(プルンセッ)、
白色は하얀색(ハヤンセッ)と흰색(フィンセッ)、
緑色は초록색(チョロッセッ)と녹색(ノッセッ)と
他にも挙げだしたらきりがありませんが、色はだいたい同じようです。
また色を表す単語の前に새をつけることで、色彩が非常に鮮やかで濃いことを表します。
韓国のイメージ色は?
ところで韓国といえば何色をイメージしますか。私は赤色です。
붉은악마(プルグンアッマ/赤い悪魔)は、韓国のサッカー国家代表チームサポーターズのこと(英語でレッドデビル)であり、サッカーの応援時サポーターが皆真っ赤なTシャツを着て応援している印象があるのではないでしょうか。
私も2001年の日韓ワールドカップ時には赤いTシャツを着て応援していました。
皆で一体になれる感じがすごくいいんですよね。
赤と言えば、キムチからも赤色が想像できます。
キムチの色は服や物につくととても落ちにくいので韓国ではキムチを漬ける時に装着するゴム手袋は赤色。
我が家ではキムチのために布巾も赤色です。
まとめ
色の数は数えきれないほど多く、その呼び方は国によって違ってきます。
なるべくたくさんの色を覚えるためにはどんどん韓国人と会話することが大切ですよね。
微妙な色の違いはそういった練習の中から感覚的に掴んでいくものだと思います。
- この記事は、韓国の伝統衣装であるハンボクの起源と歴史について詳しく説明しています。ハンボクの基本構造、デザインの変遷、文化的影響、そして現代におけるハンボクの変容について掘り下げています。