目次
韓国語の勉強を始めるときに、一番最初に覚える言葉はあいさつですよね。旅行に行った際にも実際に韓国人に話しかければコミュニケーションのきっかけになります。
今回は基本的な韓国語でのあいさつの言葉を、場面ごとに例文と一緒に学習していきましょう。
初めての韓国語:シーン別挨拶フレーズ
韓国語で日常のあいさつ
あいさつと聞いて一番に思い浮かぶのが「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」のすべての意味をあわせ持つあいさつの 안녕하세요 (アニョハセヨ)だと思います。
この言葉は直訳すると「平和でご無事でいらっしゃいますか?」です。基本的には誰に対しても使うことができる言葉ですが、特に目上の人や面識のない人に対して使います。
仲の良い友人や親しい間柄の人とは、短縮して 안녕(アンニョン)とだけあいさつを交わす場合もあります。韓国に友人がいらっしゃる方は、안녕 (アンニョン)とあいさつをするとより仲が深められるでしょう。
また、韓国旅行で飲食店に行くときには、안녕하세요 (アニョハセヨ)とあいさつをして入店してみると良いでしょう。
感謝・謝罪するあいさつ
ありがとう
韓国でも日本と同じようなタイミングで感謝の気持ちを示します。
감사합니다 (カムサハムニダ)は直訳すると「感謝します」という意味です。日常的な場面でよく使われますが、年上の人や目上の人など丁寧な言葉で感謝を示す場合に主に使います。面識のない人・知らない人に対しても使われます。
고맙습니다 (コマッスムニダ)も感謝の表現として使われますが、先ほどの 감사합니다 (カムサハムニダ)よりも少しラフな表現です。親しい間柄の年上の方や、関係が近い人への丁寧な表現です。
고마워요 (コマウォヨ)はさらにカジュアルな表現です。友人や家族との日常会話の中でよく使われます。
(お店の人に対して)
밥 맛있었어요, 감사합니다.
ご飯おいしかったです、ありがとうございます。
(親しい上司に対して)
선물 주셔서 고맙습니다.
おみやげをいただきありがとうございます。
(親しい友人に対して)
오늘 같이 놀아줘서 고마워요.
今日は一緒に遊んでくれてありがとう。
すみません
謝罪のあいさつも感謝のあいさつ同様に自分から見た相手の立場によって使い分けます。
죄송합니다 (チェソンハムニダ)は恐縮して謝罪をする「すみません」イメージで、目上の人や面識のない人によく使います。
一方、미안해요 (ミアネヨ)は「ごめんなさい」のイメージで、親しい間柄の知人や友人に使うことが多いです。
重要な場面で謝りたいのに謝れないとトラブルを引き起こす可能性もありますので、しっかり覚えておきましょう。
(取引先の人に対して)
약속시간에 회의를 시작하지 못해 죄송합니다.
約束の時間に会議が始められずすみません。
(親しい友人に対して)
약속에 늦어서 미안해요.
約束に遅れてごめんなさい。
特別なあいさつ
お正月
韓国ではお正月が一年に2回あります。一般的な1月1日に加えて旧歴のお正月の 설날 (ソルラル)があります。
韓国でお正月といったらメインはこの 설날 (ソルラル)です。설날 (ソルラル)のときには韓服を着て茶礼(チャレ)と呼ばれる儀式を行います。
「あけましておめでとうございます」という意味を表す 새해 복 많이 받으세요 の直訳は、「新年、福をたくさんもらってください」です。
日本では「良いお年を」と「あけましておめでとうございます」を年末と年始で使い分けますが、韓国では使い分けがなく、年末から年始にかけて一貫して 새해 복 많이 받으세요 を使います。
지수:새해 복 많이 받으세요.
あけましておめでとうございます。
유빈:새해 복 많이 받으세요.
あけましておめでとうございます。
올 한해도 건강하게 잘 보내세요.
今年も健康に過ごしてください。
誕生日
誕生日のときに「お誕生日おめでとう」と言いますよね。これは韓国でも同じように表現します。
友人や好きな芸能人の誕生日に合わせて、생일 축하합니다 と言ってみましょう。少し砕けた表現の場合は 생일 축하해 と言います。
유리:오빠, 생일 축하합니다.
お兄さん、お誕生日おめでとうございます。
지민:고마워요.
ありがとう。
まとめ
今回は韓国語のあいさつの表現をご紹介しました。안녕하세요 のように頻繁に聞くフレーズから、새해 복 많이 받으세요 のように初めて聞くようなフレーズもあったと思います。
たくさん口に出して、自然に相手に伝えられるように練習していきましょう。みなさんも韓国に行ってお店に入ったり道を聞いたりするときに、ぜひ積極的に使ってみてくださいね。