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前回は「아무 ~도」(どんな~も)という表現を学びました。
似た表現に「아무 ~(이)나」(どんな~でも)があります。~の部分に名詞や助詞を入れ、様々なものの中からどれを選んでも構わないことを表します。
今回はこの文法について学習しましょう。
韓国語 「아무~(이)나」アムーナの意味と使い方を学ぼう
아무 名詞+(이)나「どんな~でも」
「아무 ~(이)나」の~の部分に名詞を入れると「どんな~でも」という意味になります。
最後の文字がパッチムで終わる名詞には「~이나」を付けますが、母音で終わる名詞には「~나」を付けます。
아무 옷이나 잘 어울려요.
どんな服でもよく似合います。
아무것이나/아무거나(何でも)
~の部分に「こと」や「もの」を意味する「것」を入れると「아무것이나」(何でも)になります。
それを縮約した「아무거나」(何でも)が話し言葉ではよく使われます。
지수:커피 마실래요, 차 마실래요?
コーヒー飲みますか、お茶飲みますか?
승연:아무거나 주세요.
何でもください。
아무 일이나(何でも)
~の部分に「物事」や「仕事」を意味する「일」を入れると「아무 일이나」(どんな仕事でも、何でも)になります。
아무 일이나 다 해요.
何でも全部します。
아무 때나(いつでも)
~の部分に「時」を意味する「때」を入れると「아무 때나」(いつでも)になります。
아무 때나 전화하지 말고 저녁에 전화하세요.
いつでも電話しないで、夜に電話してください。
上記の例文では「~지 말고 ~(으)세요」(~しないで~してください)という禁止命令の表現を使っています。
아무 데나(どこでも)
~の部分に「所」を意味する「데」を入れると「아무 데나」(どこでも)になります。
아무 데나 앉지 마세요.
どこにでも座らないでください。
上記の例文では丁寧な禁止表現「~지 마세요」(~しないでください)を使いました。
아무 데서나(どこででも)
~の部分に「所」を意味する「데」と、場所を表す助詞「~에서」(~で)の縮約形「~서」を入れると「아무 데서나」(どこででも)になります。
정훈 씨는 아무 데서나 잘 자네요.
ジョンフンさんはどこででもよく寝ますね。
아무나(誰でも)
~の部分に何も入れなければ「아무나」(誰でも)になります。
아무나 오세요.
誰でも来てください。
아무한테나(誰にでも)
~の部分に行動の対象を表す助詞「~한테」(~に)を入れると「아무한테나」(誰にでも)になります。
同じ意味で、書き言葉でよく使う助詞「~에게」(~に)を~の部分に入れた「아무에게나」(誰にでも)もあります。
아무한테나 반말을 하면 안 돼요.
誰にでも友達言葉で話してはいけません。
ここでは禁止の表現「~(으)면 안 되다」(~してはいけない)を使いました。
아무하고나(誰とでも)
~の部分に動作を共にする相手を表す助詞「~하고」(~と)を入れると「아무하고나」(誰とでも)になります。
아무하고나 쉽게 잘 사귈 수 있어요.
誰とでも簡単にうまく付き合うことができます。
まとめ
今回の記事では韓国語の表現「아무 ~(이)나」(どんな~でも)をご紹介いたしましたが、きちんと理解できましたか?
前回学習した「아무 ~도」(どんな~も)と混同しないように注意しながら覚えてくださいね。