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「아무 ~도」という表現を韓流ドラマの台詞やK-POPの歌詞で耳にしたことはありませんか?
~の部分に名詞や助詞を入れ、後ろに否定的な述語を付けると「どんな~も(ない)」の意味を表します。
今回はこの文法について例文を見ながら学びましょう。
韓国語「아무~도」アムート の意味と使い方を学ぼう
아무 것도(何も)
「こと」や「もの」を意味する「것」を間に入れると「아무 것도」(何も)になります。
아무 것도 먹지 마세요.
何も食べないでください。
上記の例文では動詞の語幹に、行動の禁止を表す「~지 말다」(~しない、~するのをやめる)と、丁寧な命令を表す「~(으)세요」(~してください)を組み合わせた、丁寧な禁止命令の表現「~지 마세요」(~しないでください)を付けました。
아무 것도 아니에요.
何でもありません。
上記の例文では否定を表す指定詞「아니다」(~ではない)が後ろに続いています。
아무 것도 몰라요.
何も知りません。
上記の例文では「知らない」や「分からない」という意味の動詞「모르다」を後ろに付けています。
아무 일도(何事も)
「物事」などを意味する「일」を間に入れると「아무 일도」(何事も)になります。
정훈:요즘 무슨 걱정 있어요?
最近何か心配事ありますか?
현우:아무 일도 없어요.
何もないです。
上記の例文では存在詞の「없다」(ない)を後ろに付けました。
아무 말도(どんな言葉も、何の話も)
「言葉」や「話」を意味する「말」を間に入れると「아무 말도」(どんな言葉も、何の話も)になります。
아무 말도 못 했어요.
何も言えませんでした。
上記の例文では不可能の表現である「못 ~」(~できない)が後ろに続いています。
아무 데도(どこにも)
「所」を意味する「데」を間に入れると「아무 데도」(どこにも)になります。
정훈:주말에 어디에 갔어요?
週末にどこへ行きましたか?
현우:아무 데도 안 갔어요.
どこにも行きませんでした。
上記の例文では否定や反対を表す「안 ~」(~しない)を使用しています。
아무도(誰も)
間に何も入れなければ「아무도」(誰も)になります。
아무도 없었어요.
誰もいませんでした。
아무한테도(誰にも)
助詞の「한테」(~に)を間に入れると「아무한테도」(誰にも)になります。
아무한테도 얘기하면 안 돼요.
誰にも話してはいけません。
上記の例文では仮定や条件を表す「~(으)면」(~したら)と、禁止を表す「안 되다」(いけない)が組み合わさった表現「~(으)면 안 되다」(~してはいけない)を使っています。
動詞の語幹の最後の文字がㄹ以外のパッチムなら「~으면 안 되다」、動詞の語幹の最後の文字が母音かㄹパッチムなら「~면 안 되다」を付けます。
아무하고도(誰とも)
助詞の「~하고」(~と)を間に入れると「아무하고도」(誰とも)になります。
아무하고도 말하지 않았어요.
誰とも話しませんでした。
上記の例文では行動の否定を表す「~지 않다」(~しない)を動詞の語幹に付けて使用しました。
まとめ
今回の記事では韓国語の表現「아무 ~도」についてご紹介いたしました。よく使われるフレーズですので、覚えておいて損はないですよ。