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前回は文法「~는/(으)ㄴ/(으)ㄹ 줄 알았다」(~と思った)を学びました。
韓国語にはこの反対の意味の「~는/(으)ㄴ/(으)ㄹ 줄 몰랐다」(~と思わなかった、~とは知らなかった)という表現もあります。今回はこの文法を学習しましょう。
韓国語の文法解説「思わなかった」「知らなかった」の使い方
韓国語の文法解説 動詞
現在形
動詞では現在の事実を知らなかった場合、語幹に「~는 줄 몰랐다」(~するとは知らなかった)を付けます。
자는 줄 몰랐어요.
寝ているとは知りませんでした。
過去形
過去の事実を知らなかった場合、動詞の語幹に「~(으)ㄴ 줄 몰랐다」(~したとは知らなかった)を付けます。
語幹の最後が母音で終われば、語幹に「~ㄴ 줄 몰랐다」を付けます。
語幹の最後がㄹパッチムで終われば、ㄹを脱落させてから、語幹に「~ㄴ 줄 몰랐다」を付けます。
語幹の最後がㄹパッチム以外のパッチムで終われば、語幹に「~은 줄 몰랐다」を付けます。
정은 씨가 호주에 간 줄 몰랐어요.
ジョンウンさんがオーストラリアに行ったとは知らなかったです。
未来や推測の表現
未来や推測の場合は、動詞の語幹に「~(으)ㄹ 줄 몰랐다」(~すると思わなかった)を付けます。
語幹の最後が母音で終われば、語幹に「~ㄹ 줄 몰랐다」を付けます。
語幹の最後がㄹパッチムで終われば、ㄹを脱落させてから、語幹に「~ㄹ 줄 몰랐다」を付けます。
語幹の最後がㄹパッチム以外のパッチムで終われば、語幹に「~을 줄 몰랐다」を付けます。
ちなみに「줄」は「やり方」「すべ」を意味するので、これを「~(으)ㄹ 줄 모르다」というふうに現在形にすると「~が分からない」「~できない」という能力や方法を表すこともあります。
그렇게 시간이 오래 걸릴 줄 몰랐어요.
こんなに時間が長くかかるとは思いませんでした。
形容詞
形容詞では事実を知らなかった場合、語幹に「~(으)ㄴ 줄 몰랐다」(~いとは知らなかった)を付けます。
여기가 이렇게 유명한 줄 몰랐어요.
ここがこんなに有名だとは知りませんでした。
状況を推測できなかった場合には、形容詞の語幹に「~(으)ㄹ 줄 몰랐다」(~いと思わなかった)を付けます。
이렇게 작을 줄 몰랐어요.
こんなに小さいとは思わなかったです。
存在詞
存在詞「있다」(ある、いる)と「없다」(ない、いない)では事実を知らなかった場合、語幹に「~는 줄 몰랐다」(~とは知らなかった)を付けます。
근처에 이렇게 맛있는 빵집이 있는 줄 몰랐어요.
近所にこんなにおいしいパン屋があるのを知りませんでした。
状況を推測できなかった場合には、語幹に「~을 줄 몰랐다」(~と思わなかった)を付けます。
이렇게 재미있을 줄 몰랐어요.
こんなに面白いとは思いませんでした。
名詞
名詞には「~인 줄 몰랐다」(~だとは知らなかった)を付けます。
오늘이 일요일인 줄 몰랐어요.
今日が日曜日だとは知りませんでした。
まとめ
今回の記事では「~는/(으)ㄴ/(으)ㄹ 줄 몰랐다」(~と思わなかった、~とは知らなかった)という文法表現をご紹介いたしましたが、きちんと理解できましたか?
前回学んだ文法「~는/(으)ㄴ/(으)ㄹ 줄 알았다」(~と思った)と一緒に使って、会話を盛り上げてくださいね。