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ドラマや映画を見ると、他の人に感想を話したりネットでレビューを書いたりしたくなりますね。せっかくなら韓国語で「소감」(所感)や「느낌」(感想)を語ってみませんか?
今回はエンターテインメント作品の感想を述べるときの韓国語表現を学習しましょう。
韓国ドラマレビューで使える: 感想を言い表す韓国語フレーズを学ぼう!
良かったときの感想
演技が印象深かった場合
映画やドラマに出演している俳優さんや女優さんの演技が印象深かった場合は「연기력이뛰어나다」(演技力が優れている)を使ってみましょう。
「주연」(主演)、「조연」(助演)、「아역배우」(子役俳優)などの単語も覚えておいてくださいね。
아역배우들의 연기력이 뛰어났어요.
子役俳優たちの演技力が優れていました。
劇中で使用されていた音楽が印象的で、忘れられないかもしれませんね。
そのようなときには慣用句「귓가에 맴돌다」(耳元でグルグル回る)を使ってみましょう。
これは「頭から離れない」「耳に残る」という意味です。
OST가 아직도 귓가에 맴돌아요.
サントラがまだ耳に残っています。
緊張感溢れる映画やドラマを観たなら
以下のような表現を用います。
例文の中にある「~(으)ㄹ 수가 없다」(〜することができない)という、動詞の語幹に付けて、不可能を表す表現に注目してください。
語幹の最後が母音で終われば、語幹に「〜ㄹ 수가 없다」を付けます。
語幹の最後がㄹパッチムで終われば、ㄹを脱落させ、語幹に「〜ㄹ 수가 없다」を付けます。
語幹の最後がㄹパッチム以外のパッチムで終われば、語幹に「〜을 수가 없다」を付けます。
화면에서 눈을 뗄 수가 없었어요.
画面から目を離すことができませんでした。
面白くて大笑いしたときには
慣用句「배꼽이 빠지다」(へそが抜ける)を使ってみましょう。
これは日本語では「腹の皮がよじれる」と訳されます。
以下の例文では「〜(으)ㄹ 정도로」(〜するほど)という表現と一緒に用いています。
「〜(으)ㄹ 정도로」は動詞の語幹に付けて、具体的な例と一緒に、程度を説明するときに使います。
語幹の最後が母音で終われば、語幹に「〜ㄹ 정도로」を付けます。
語幹の最後がㄹパッチムで終われば、ㄹを脱落させ、語幹に「〜ㄹ 정도로」を付けます。
語幹の最後がㄹパッチム以外のパッチムで終われば、語幹に「〜을 정도로」を付けます。
배꼽이 빠질 정도로 웃었어요.
おへそが取れるほど笑いました。
感動などで号泣した場合
以下のような表現を使います。
보는 내내 눈물이 멈추지 않았어요.
見ている間ずっと涙が止まりませんでした。
良くなかったときの感想
映画やドラマがつまらなかった場合
以下のような表現をします。
식상해서 하품 밖에 안 나왔어요.
うんざりして、あくびしか出ませんでした。
「식상하다」は「食傷する」、つまり同じ食べ物を何度も食べて飽きたり、同じようなものの繰り返しで嫌気が差したりする状態を指します。
지루해서 혼났어요.
つまらなくて大変でした。
「혼나다」は「厳しく叱られる」という意味でよく使われますが、ここでは「ひどい目に遭う」という意味で用いられています。
2019年にリメイクされた韓国ドラマの日本版
日本では韓国ドラマをリメイクした作品が多く誕生しています。
今回は2019年の夏に日本でリメイクされた韓国ドラマをご紹介します。
サイン
『サイン-法医学者 柚木貴志の事件-』と題してリメイクされたドラマ『サイン』(싸인)は国立科学捜査研究院で繰り広げられる物語を描いています。
韓国で初めて法医学を取り扱ったサスペンスドラマで、最高視聴率25.5%を記録し大ヒットしました。
本作にはパク・シニャン、キム・アジュン、チョン・グァンリョルといった豪華キャストが集結しています。
また、ドラマ『シグナル』の脚本家キム・ウニと夫のチャン・ハンジュン監督が脚本を共同執筆しています。
ボイス~112の奇跡~
『ボイス~112の奇跡~』(보이스)は、日本では『ボイス 110緊急指令室』という題名でリメイクされました。
このドラマは112通報センターで働く人々の姿を描いたサスペンスドラマで、2019年時点でシーズン3まで制作されているほど人気のある作品です。
112とは警察に緊急通報するための電話番号で、日本でいうところの110番です。
三年前に殺人事件で妻を失った直感派の刑事役をチャン・ヒョク、同じ事件で父親を失った絶対聴覚の持ち主をイ・ハナが演じました。
シーズン2からはチャン・ヒョクに代わりイ・ジヌクが出演し、犯人の心を読み解く能力に長けた刑事役を熱演しています。
TWO WEEKS
『TWO WEEKS』(투윅스)は、殺人の濡れ衣を着せられた男性が、白血病にかかった幼い娘の命を助けるために奮闘する二週間の物語を描いたドラマです。
ドラマ『イルジメ~一枝梅~』や『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』などで知られるイ・ジュンギが主演しました。
脚本は『華麗なる遺産』や『私の期限は49日』などを手掛けた作家ソ・ヒョンギョンが務めました。
会話の例文
では、テレビドラマに関する会話の例文を見ていきましょう。
미나:요즘 일본에서 한국 드라마를 리메이크한 작품들이 많이 만들어지고 있네요. 원작 한국 드라마 봤어요?
最近日本で韓国ドラマをリメイクした作品がたくさん作られていますね。原作の韓国ドラマは見ましたか?
윤아:네. ‘싸인’ 봤는데 긴장감이 엄청났어요.
はい。『サイン』を見たんですが緊張感がすごかったです。
미나:그래요? 저는 ‘투윅스’를 봤는데요. 이준기 연기 잘해서 마지막까지 눈을 뗄 수가 없었어요. 그리고 ‘보이스’도 손에 땀을 쥐게 하는 드라마였어요.
そうなんですか?私は『TWO WEEKS』を見たんですが、イ・ジュンギの演技が上手くて、最後まで目が離せませんでした。あと、『ボイス~112の奇跡~』も手に汗握るドラマでした。
「만들어지다」(「作られる」)は、動詞「만들다」(「作る」)の語幹に、受け身を表す「~아/어지다」が付いた形です。
「눈을 떼다」は「目を離す」という慣用句で、ここでは不可能を表す表現「~(으)ㄹ 수가 없다」と過去形「~았/었다」を付けています。
また、「손에 땀을 쥐다」は「手に汗を握る」という慣用句で、上記の例文では「~させる」という意味の使役表現「~게 하다」が付いています。
まとめ
今回の記事ではエンターテインメント作品の感想を述べるときの表現をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?
皆さんも日本でリメイクされた韓国ドラマを見て、日本の作品との違いを楽しんでくださいね。