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誰かがやり方が分からなくて困っているときや、効率の悪い方法を実践しているときなどに、解決策を提案したり助言したりしたくなりますね。
そこで今回はアドバイスするときの韓国語表現について、例文を交えながらご紹介いたします。
韓国語でアドバイスを上手に伝えるためのフレーズ集
〜아/어/여보세요(〜してみてください)
「〜아/어/여 보세요」(〜してみてください)は、ある行動を試験的にすることを表す「〜아/어/여 보다」(〜してみる)と、親しみのある丁寧な命令形「〜(으)세요」(〜してください)を組み合わせた表現です。
動詞の語幹に付けますが、語幹の最後の母音がㅏかㅗであれば「〜아 보세요」、語幹の最後の母音がㅏとㅗ以外であれば「〜어 보세요」となります。
하다の付いた動詞には「〜여 보세요」を付けるので「하여 보세요」となりますが、通常は縮約した「해 보세요」を使います。
정은씨, 한 가지씩 물어보세요.
ジョンウンさん、一つずつ尋ねてください。
〜도록하세요(〜するようにしてください)
「〜도록 하세요」(〜するようにしてください)は動詞の語幹に付けて、ある行動をするよう遠回しに命令したり提案したりするときに使います。
これは「〜(으)세요」(〜してください)よりもやわらかく、「〜아/어/여보세요」(〜してみてください)よりも強く命令するときの表現です。
ちなみに否定文にするときには、行動の禁止や中止を表す「〜지 말다」(〜するのをやめる)を使って、「〜지 말도록 하세요」(〜しないようにしてください)と言いましょう。
이대리, 이번 주까지 결과 보고회 준비를 마치도록 하세요.
イ代理、今週までに結果報告会の準備を終えるようにしてください。
〜지그래요?(〜したらどうですか?、〜すればいいのに)
誰かに提案したり勧めたりするときには、動詞の語幹に「〜지 그래요?」(〜したらどうですか?、〜すればいいのに)を付けて使用することもできます。
これは「〜도록 하세요」(〜するようにしてください)よりも、やわらかい表現です。
もっと丁寧に言いたい場合は「〜지 그러세요?」(〜したらいかがですか?)や「〜시지그러세요?」(〜なさったらいかがですか?)を使うようにしましょう。
否定文にするときには「〜지 말다」(〜するのをやめる)を使って「〜지 말지그래요?」(〜しなければいいのに)と言います。
過去形「〜지 그랬어요?」(〜すればよかったのに)にすると、なぜそうしなかったのかという残念な気持ちの表現になります。
운동이라도 하지 그래요?
運動でもしたらどうですか?
〜는게 어때요?(~するのはどうですか?)
アドバイスするときには動詞の語幹に「〜는 게 어때요?」(~するのはどうですか?)を付けることもできます。
ただし動詞の語幹の最後の文字がㄹパッチムのときには、ㄹを脱落させてから「~는」を付けます。
「게」は「것이」(ことが)が縮約されたものです。
「어때요?」(どうですか?)を、親しみのある丁寧な疑問形「〜(으)세요?」(お〜ですか?)にかえて、「어떠세요?」(いかがですか?)とすることもできるでしょう。
기분 전환을 하는 게 어때요?
気分転換をするのはどうですか?
まとめ
今回の記事ではアドバイスするときの韓国語表現についてお伝えいたしましたが、いかがだったでしょうか?
記事の中に出てきた文法を覚えて、ぜひ使ってみてくださいね。