目次
韓国語のニュースサイトで記事を読んでいると、会話では使わない表現を用いているのを目にすることがありますね。
今回はフォーマルな場や書き言葉でよく用いられる、かしこまった接続語尾について学習していきましょう。
韓国語の上級表現(~なので)かしこまった接続語尾を学ぼう
~(으)며(~しながら、~く、~で)
「~(으)며」(~しながら、~く、~で)は二つの同時の動作や、二つの同等の事実を並べるときに用います。
これは「~(으)면서」や「~고」のかしこまった表現です。
動詞や形容詞の語幹には「~(으)며」を付けます。
語幹が母音もしくはㄹパッチムで終われば「~며」、ㄹ以外の子音で終われば「~으며」を使います。
한국 사람은 정이 많으며 잘 뭉치는 편인 것 같다.
韓国人は情が深く、よく団結する方であると思う。
名詞には「~(이)며」を付けます。
名詞の最後の文字にパッチムがあれば「~이며」となります。
パッチムがなければ「~이며」でも、이を省略した「~며」でも構いません。
過去形「~았/었/였으며」にもできます。
~(으)나(~だが)
「~(으)나」(~だが)は二つの対照的な事実をつなぎます。これは「~지만」のかしこまった表現です。
動詞や形容詞の語幹には「~(으)나」を付けます。語幹が母音もしくはㄹで終われば「~나」を使います。
語幹がㄹパッチムで終われば、ㄹを脱落させ「~나」を付けます。語幹がㄹ以外の子音で終われば「~으나」を使います。
장우씨는 집은 머나 학교에 제일 먼저 오는 것 같다.
ジャンウさんは家は遠いが、学校に一番先に来るらしい。
名詞には「~(이)나」を付けます。
過去形「~았/었/였으나」にすることもできます。
발목을 많이 삐었으나 학교에 왔다.
足首をひどく捻挫したが、学校に来た。
~아/어/여(~だから、~し)
「~아/어/여」(~だから、~し)は理由やきっかけ、二つの動作の順序を表します。これは「~아/어/여서」のかしこまった表現です。
動詞や形容詞の語幹には「~아/어/여서」を付けます。語幹の最後の母音がㅏもしくはㅗであれば「~아」、ㅏとㅗ以外であれば「~어」を付けます。
학교는 서울역에서 내려 10분정도 오시면 됩니다.
学校はソウル駅で降り、10分程度お越しいただければ行けます。
「하다」が付く用言には「~여」を付けるので「하여」や、それを縮約した「해」を使います。
名詞には「~(이)라」を付けます。
~(으)므로(~なので)
「~(으)므로」(~なので)は原因や理由、根拠を表します。これは「~(으)니까」のかしこまった表現です。
動詞や形容詞の語幹には「~(으)므로」を付けます。語幹が母音もしくはㄹパッチムで終われば「~므로」、パッチムで終われば「~으므로」を使います。
장마철에는 비가 자주 오므로 우산을 가지고 다니는 것이 좋다.
梅雨期には雨がしばしば降るので傘を持ち歩いた方が良い。
名詞には「~(이)므로」を付けます。
내일은 휴일이므로 월요일에 다시 오시기 바랍니다.
明日は休日ですから月曜日に再度お越しください。
過去形「~았/었/였으므로」にもできます。
まとめ
今回の記事では韓国語のかしこまった接続語尾「~(으)며」「~(으)나」「~아/어/여」「~(으)므로」をご紹介いたしました。
このような接続語尾は、新聞記事や公式文書などでよく用いられています。皆さんも、このような表現を探してみてくださいね。