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日本語には「しょっちゅう」や「たまに」といった頻度を表す副詞がありますね。同じような副詞は韓国語にも存在しています。
今回は頻度に関する韓国語表現について、詳しくご紹介したいと思います。
韓国語で頻度を上手に伝える!副詞と表現方法を習得しよう
頻度を表す副詞
항상
100%の頻度を表す副詞の「항상」は漢字で「恒常」と書きますが、日本語では「常に」や「いつも」と訳されます。
この単語は、どんな場合でも変わりなくするときに使います。
항상 마스크를 착용해야 합니다.
常にマスクを着用しなければなりません。
上記の例文に出てきた「~아/어/여야 하다」は「~しなければならない」という義務の表現です。
언제나
「항상」と同じ程度の頻度を表す副詞に「언제나」(いつも、いつでも)があります。
これは時を尋ねるときに用いる疑問詞「언제」(いつ)と、譲歩や選択などを表す助詞「~(이)나」(~でも)が合わさってできた単語です。
どんなときでも、というニュアンスで使用します。
언제나 네 곁에 있어줄게.
いつでも君のそばにいてあげるよ。
자주
「よく」「しばしば」に相当する「자주」は70%ほどの頻度で、短い間に同じことを何度も繰り返すことを指します。
요즘 감기에 자주 걸려요.
最近、風邪をよくひきます。
相手に頻度を尋ねたい場合には「얼마나 자주 ~해요?」(どのくらいの頻度で~しますか?)というフレーズを使うことができます。
영화를 얼마나 자주 봐요?
映画をどれくらい頻繁に見ますか?
가끔
「時々」や「たまに」という意味の「가끔」は40%ぐらいの頻度で、間隔を少しずつおいて行う際に使います。
가끔 하늘을 봐.
時々、空を見てごらん。
별로
「별로」(あまり)は20%ほどの頻度で、否定形「~しない」を表す「안」や「~지 않다」と一緒に使われます。
「별로」の「별」は「別」という漢字ですから、「별로」には「別に」という意味もあります。
저는 라면을 별로 먹지 않아요.
私はラーメンをあまり食べません。
거의
「거의」(ほとんど)は限度にとても近い程度を表します。
「안」(~しない)などの否定形と一緒に使うと、約10%の頻度になります。
6개월 동안 거의 안 쉬고 계속 일했어요.
6か月間ほとんど休まず、ずっと働きました。
전혀
「전혀」(全く)は0%の頻度で行う、つまり絶対にしないときに使用します。
この単語は「안」(~しない)などの否定形と一緒に用いられます。
평소 운동을 전혀 하지 않아요.
普段運動を全くしません。
期間と回数
頻度の表現の仕方には「한달에 한번」(一か月に一度)というように「~에 ~번」(~に~回)という、期間と回数を言う形で表す方法もあります。
回数は固有数詞に助数詞「번」(回)を付けると表せますが、大体の回数を言いたいときには、以下のような連続する二つの固有数詞を並べたものを使います。
- 한두…一、二
- 두세…二、三
- 서너…三、四
- 네댓…四、五
- 대여섯…五、六
- 예닐곱…六、七
일주일에 한두 번 영어를 공부해요.
一週間に一、二回英語を勉強します。
まとめ
今回の記事では頻度に関する韓国語表現を取り上げてみました。
これらの単語を知っていると、細かいニュアンスを伝えられるようになり、会話を発展させることができますよ。
出てきた表現をどんどん使って、会話力をアップさせてくださいね。