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日本語の「~に」「~を」「~は」などの助詞はそれだけでは意味を成しませんが、文章の中で重要な役割を果たしています。
日本語と文法や語順が似ている韓国語にも助詞はあります。今回は韓国語の基本的な助詞について例を交えながら学習しましょう。
韓国語初心者のための助詞完全ガイド:一覧と使い方
~이/가「~が」
「~이/가」は主に、主語を作る「~が」を意味します。
「~이」はパッチムのある体言に付き、「~가」はパッチムのない体言に付きます。
수업이 끝났어요.
授業が終わりました。
後ろに「되다」(成る)が続いた場合は「~に」や「~と」と訳されます。
나중에 일본어 교사가 되고 싶어요.
将来、日本語教師になりたいです。
また、後ろに否定の「아니다」(ない)が続くと、「~で(は)」と訳されます。
어려운 일이 아니에요.
難しいことではありません。
~은/는「~は」
「~은/는」は日本語の「~は」に当たる助詞で、物事を区別したり指定して示したりするときに使います。
パッチムのある語に付ける場合は「~은」、パッチムのない語に付ける場合は「~는」を用います。
저는 학생입니다.
私は学生です。
~을/를「~を」
「~을/를」は目的語を表す「~を」を指します。
パッチムのある体言には「~을」、パッチムのない体言には「~를」を付けます。
가끔 책을 읽어요.
時々、本を読みます。
「만나다」(会う)や「타다」(乗る)といった動詞の前に来れば「~に」と訳されます。
택시를 타요.
タクシーに乗ります。
~에「~に」
「~에」は場所や時間を表す助詞「~に」です。
음악회에 자주 가요.
音楽会によく行きます。
~에서「~で」
「~에서」は場所「~で」や、場所の出発点「~から」を表します。
학교에서 만나요.
学校で会いましょう。
~에게「~に」
「~에게」は人や動物を表す体言の後に付いて、動作の対象「~に」を表します。
지우 씨에게 책을 줬어요.
ジウさんに本をあげました。
ちなみに「~에게」より口語的な表現で「~한테」という助詞もあります。
~에게서「~から」
「~에게서」は人や動物の起点「~から」を指します。
지우 씨에게서 책을 받았어요.
ジウさんから本をもらいました。
「~한테서」という「~에게서」より口語的な表現も一緒に覚えておきましょう。
~부터「~から」
「~부터」は時間や物事の起点「~から」を表します。
1시부터 시작해요.
1時から始まります。
~까지「~まで」
「~까지」は終点や限界「~まで」を意味します。
집에서 회사까지 20분쯤 걸려요.
家から会社まで20分ぐらいかかります。
~(으)로「~へ」
「~(으)로」には方向の「~へ」、手段や材料や原因を表す「~で」、身分の「~として」など様々な意味があります。
前に来る単語にㄹパッチムがあるかパッチムがなければ「~로」、ㄹ以外のパッチムがあれば「~으로」を使います。
돌로 만든 그릇을 사용해요.
石で作られた食器を使います。
~의「~の」
「~의」は、所有や所属などの「~の」を表します。
친구의 의견을 잘 들어주세요.
友達の意見をよく聞いてください。
~도「~も」
「~도」は添加や羅列などを表す「~も」を意味します。
내일도 날씨가 좋을 거예요.
明日も天気が良いでしょう。
~와/과「~と」
「~와/과」は並列や共同などを表す「~と」を意味します。
前に来る単語にパッチムがない場合は「~와」、パッチムがある場合は「~과」を使います。
티셔츠와 청바지를 사고 싶어요.
Tシャツとジーンズを買いたいです。
「~と」には他にも「~하고」や「~(이)랑」という口語的な表現があります。
まとめ
今回の記事では韓国語の基本的な助詞についてご紹介いたしましたが、いかがでしたか?
助詞は韓国語を学習する上で非常に大切な品詞ですので、しっかり復習してくださいね。