事件や事故には、なるべく遭いたくないものですね。
しかし万一の場合に備え、今回は事件や事故に関する韓国語表現を学習していきましょう。
事件や事故に関する韓国語表現
交通事故
事故が発生した場合、「사고가 나다」(事故が起きる)や「사고를 당하다」(事故に遭う)という表現を使います。
「나다」には「起こる」の他に「生じる」や「出る」といった意味があります。
「당하다」は「당」を漢字で書くと「当」ですが、「当面する」などの意味を持っています。
「交通事故」は「교통사고」といいます。
졸다가 교통사고가 났어요.
居眠りしていて、交通事故が起きました。
転倒
何かにつまずいて倒れた場合は「넘어지다」(転ぶ)を使います。
これは動詞「넘다」(越える)に受動を表す語尾「~아/어지다」(~られる)が結合してできた単語です。
친구가 계단에서 넘어졌어요.
友達が階段で転びました。
溺れる
「溺れる」は「물에 빠지다」(直訳で「水に落ちる」)を使います。
어렸을 때 물에 빠져서 죽을 뻔한 적이 있었어요.
幼いとき、溺れて死にそうになったことがありました。
火災
火災が起きた際には「불이 나다」(火事が起こる)もしくは「화재가 발생하다」(火災が発生する)といいます。
오늘 새벽 6시쯤 서울의 한 백화점에서 불이 나 10분 만에 꺼졌습니다.
今朝6時頃ソウルのあるデパートで火災が起き、10分後に鎮火しました。
「타다」(焼ける)や「불이 번지다」(火が広がる)という表現も覚えておきましょう。
窃盗
「泥棒」を意味する韓国語は「도둑」です。
窃盗被害に遭ったときには「도둑이 들다」(泥棒が入る)や「도둑을 맞다」(盗難に遭う)という表現を使います。
사무실에 도둑이 들었다면서요?
事務所に泥棒が入ったんですって?
他人の懐から金品を巧みに盗み取る「소매치기」(スリ)は「소매」(袖)と「치기」(〜打ち)を合わせた言葉です。
昔の人が着ていた服の袖は広くて、その中にお金や貴重な物を入れて持ち歩いていました。
その袖を叩いて、出てきたお金や物を盗む人ということで、この言葉ができたそうです。
すられたときには「소매치기를 당하다」(スリに遭う)というふうに言います。
소매치기야! 소매치기 잡아라!
スリよ!スリ捕まえて!
被害
被害を受けたとき、韓国では消防と救急には119番、警察には112番に連絡します。
「消防車」は「소방차」、「救急車」は「구급차」、「警察」は「경찰」と呼ばれています。
「被害を被る」は「피해를 입다」です。「입다」には「着る」という意味もありますね。
傷を受けた場合、「다치다」(ケガする)の他、「부상을 당하다」(負傷する)、「중상을 입다」(重傷を負う)、「중경상을 입다」(重軽傷を負う)などと言います。
「亡くなる」には「죽다」(死ぬ)、「숨지다」(息絶える)、「사망하다」(死亡する)など様々な表現があります。
「命に別状はない」と言いたい場合、「생명에는 지장이 없다」を用います。「생명」は漢字で「生命」、「지장」は「支障」です。
현재 박모 씨는 병원에서 치료 중이고, 다행히 생명에는 지장이 없습니다.
現在パク某氏は病院で治療中で、幸い命に別状はありません。
上記の例文に出てきた「모」(某)はニュースなどで名前を伏せ字にするときの表現です。
まとめ
今回は事件や事故に関する韓国語表現の一部をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?
これらの表現を知っていると、ニュース記事を読むことも可能になりますので、ぜひ覚えてくださいね。