自分や他人が一度言ったことを述べるとき、引用の表現を使いますね。このとき韓国語の直接話法では「”~“라고 했어요」などと表現しますが、会話でよく使われる間接話法ではどうなるのでしょうか?
今回は韓国語の間接話法について学習しましょう。
韓国語の間接話法の使い方と具体的な例
平叙文
平叙文の間接話法は「~다고 하다」(~だと言う、~だそうだ)です。
現在形の動詞の語幹には「~ㄴ/는다고」を付けます
누나가 그러는데 할아버지가 요리를 만든다고 해요.
姉が言ってたんですが、祖父が料理を作るそうです。
形容詞と存在詞の語幹には「~다고」を付けます
언니는 회사에 취직해서 바쁘다고 해요.
姉は会社に就職して忙しいと言っています。
名詞には「~(이)라고」を付けます
저 사람이 자기 딸은 학생이라고 했어요.
あの人が自分の娘は学生だと言いました。
過去形では
動詞と形容詞と存在詞の語幹には「~았/었/였다고」が付き、名詞には「~이었/였다고」が付きます。
고모가 감기에 걸렸다고 했어.
おばが風邪をひいたって言ってた。
未来と推測は動詞と形容詞の語幹には「~(으)ㄹ 거라고」を付け、名詞には「~일 거라고」を付けます。
형이 방학에 고향에 돌아갈 거라고 했어요.
兄が休みに故郷に帰ると言っていました。
疑問文
疑問文の間接話法は「~냐고 하다」(~かと言う)になります
「하다」の代わりに「묻다」(尋ねる)も使えます。
現在形では文法的には動詞と存在詞の語幹に「~느냐고」、形容詞の語幹に「~(으)냐고」を付けますが、一般的には動詞も形容詞も存在詞も「~냐고」を使います。
名詞には「~(이)냐고」を付けます
어디서 사냐고 물었어요.
どこに住んでいるのかと聞きました。
선생님한테 고향이 머냐고 물어보세요.
先生に故郷は遠いかと尋ねてみてください。
過去形では
「~았/었/였느냐고」となりますが、一般的には動詞と形容詞と存在詞の語幹には「~았/었/였냐고」、名詞には「~이었/였냐고」を付けます。
이모가 어제 왜 약속 장소에 안 나왔냐고 했어요.
おばが昨日どうして約束の場所に出てこなかったのかと言っていました。
未来と推測は動詞や形容詞の語幹に「~(으)ㄹ 거냐고」を付けます
사촌이 내년에 결혼할 거냐고 물어요.
いとこが来年結婚するのかと聞いています。
勧誘文
勧誘の間接話法は動詞と存在詞の語幹に「~자고 하다」(~しようと言う)を付けて表します。
禁止勧誘文では「~지 말자고 하다」(~しないようにしようと言う)となります。
친구가 술을 마시자고 했는데 내가 피곤하니까 마시지 말자고 했어.
友達が酒を飲もうと言ったんだけど、僕が疲れているから飲むのはやめようって言ったんだ。
命令文
命令形の間接話法は動詞と存在詞の語幹に「~(으)라고 하다」(~しろと言う)を付けます
문을 열라고 전화했어요. 그리고 말을 잘 들으라고 전화했어요.
ドアを開けろと電話しました。あと話をよく聞けと電話しました。
禁止命令文では「~지 말라고 하다」(~するなと言う)となります
술을 마시지 말라고 해요.
酒を飲むなと言っています。
「주세요」(ください)の引用では、その話し手が受け手なら「달라고 하다」(くれと言う)、受け手でないなら「주라고 하다」(あげろと言う)を用います。
여동생이 남동생한테 지우개 좀 달라고 했어요.
妹が弟に、ちょっと消しゴムちょうだいと言いました。
여동생이 지우개를 남동생한테 주라고 했어요.
妹が、消しゴムを弟にあげてと言いました。
「~아/어/여 주세요」(~してください)の引用も「~아/어/여 달라고 하다」(~してくれと言う)と「~아/어/여 주라고 하다」(~してあげろと言う)があります。
엄마가 좀 도와 달라고 해.
ママがちょっと手伝ってくれって言ってる。
엄마가 오빠한테 아빠를 도와주라고 해.
ママがお兄ちゃんに、パパを手伝ってあげてって言ってる。
まとめ
皆さんも間接話法を使って、積極的に韓国語で会話してみてくださいね。