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今回は韓国の買い物事情についてご紹介したいと思います。
韓国人は「大手マート」か「伝統市場」で買い物をすることがほとんど。マートは日本にもありますが伝統市場はあまりないですね。この二つの違いと見てみましょう。
韓国の買い物事情を徹底解説!伝統市場とマート
韓国の伝統市場
まずは伝統市場(전통시장, 재래시장)についてご紹介したいと思います。
市場には野菜、海産物、服等様々なものがありますが、もちろんブランド品はありません。
同じ種類のものを売っている店が集まって並んでいます。
また伝統市場では値引きができて、新鮮なものを安い値段で買うことができるんですよ。
伝統市場は日本にはない韓国の独特のものですね。
韓国の大手マート
次は大手マートについてご紹介したいと思います。
韓国ではこの二つのマート(이마트, 홈플러스)が有名で、食材のみならず服、家電、家具、ペット等が売られています。また、レストランやファストフード店も入っています。
これらのマートではよく「1+1(원 플러스 원)」という文句を目にすることができます。1つを買う値段でもう1つがついてくるという意味ですね。
その物品は種類を問いません。野菜、お菓子、洋服はもちろん家具まで1+1の場合があります。
さらに、この二つのマートが競争に負けないようにまた行っていることも。
お互いが自分の品物の値段が安いと宣伝することです。これは、日本でも見られますが韓国では露骨的にお互いの名前まで表示しながらやっているんですよ。
こういった店では他の店より高ければ、その差額をクーポンで返すという宣伝をしています。
では、上記の内容を使って韓国人の実際の会話を見てみましょう。
例文
희애; 미애야 00에서 청바지를 원 플러스 원 한대.
ヒエ:ミエちゃん、00でジンーズが1+1するんだって。
미애; 정말? 가자~
ミエ:本当に?行こう~
(대형 마트 안・大手マートの中)
희애; 청바지 2벌 사서 하나씩 나눠 가지자.
ヒエ:ジンーズ2着買って1つずつしようか。
미애; 그래. 근데, 나 야채 사고 싶은데…
ミエ:そうしよう。ところで、私野菜買いたいんだけど…
희애; 여기 식품코너에 가보고 없으면 시장에 가서 사자.
ヒエ:ここの食品コナー行ってみてなかったら市場に行って買おう。
미애; 응, 고마워. 나 시장에도 가고 싶었거든.
ミエ:うん、ありがとう。私市場にもいきたかったの。
伝統市場とマートの共存を目指して
韓国は大手マートと伝統市場が共存するために政府、大手マートと伝統市場がそれぞれ工夫をしています。
それとは大手マートは月に2回必ず休業しなければなりません。
私が住んでいる地域では月の第2,4週の日曜日は大手マートすべてが休業をします。
伝統市場では市場で使えるクーポンを発行し、安く買い物できるように工夫しています。
また、政府は両者の間でトラブルが起きないように対策をとっています。
例えば、お正月やお盆の時期には公営駐車場を無料に開放するなどして、主に弱者である伝統市場の保護に力を入れています。いかがでしたか?皆様も韓国に来たら伝統市場に寄ってみてください。ソウルにもたくさんあります。
韓国で街行く女性を眺めていると、驚くほどの割合でハイブランドのバッグをさげていることに気付くと思います。それもみんな似たようなバッグです。
日本ではなかなか見られない光景ですが、なぜ、韓国人はこんなにもブランド品を持っているのでしょうか。
猫も杓子もブランド品?
韓国では有名ブランドショップが値上げをすると発表すると、お店の前に長い行列ができるという現象が見られるようになりました。
最初の頃こそ珍しがられ、ニュースにもなっていましたが、今や普通の出来事になってしまって久しくなりました。経済が悪化しているといわれても、ハイブランドだけはどこ吹く風という感じです。
街を歩いていても、若い女性の大半は有名ハイブランドのミニバックを下げて歩いています。一度気になると驚くほどの割合でブランド品を持っている人が多いことに気づくでしょう。
さて、どうして韓国ではこんなにブランド品が人気なのでしょうか?
競争社会の産物
韓国社会といえば、学歴や就職における競争が熾烈なことで有名です。どんな場面でも「学歴」や「外見」そして「経済力」が重視されることが多くなります。
このため、ブランド品や高級外車などに代表される物質的な顕示欲が強く、多くの人がブランド品を持ちたがるという構図が出来上がります。
富裕層はもちろんのこと、一般人もこぞってブランド品を身に着ける傾向が強いため、街行く人の多くがブランド品を持っているように見えるのでしょう。
韓国におけるブランド品とは、社会で自分の地位やステータスを証明してくれる、ある種の保証のような存在なのかもしれません。
保証として認識されやすいように、みんなが同じようなブランドの同じような形のわかりやすいブランドバッグを購入することになるのではないでしょうか。
こういった背景により、韓国人はブランド品を好むように思われます。
財テクとしてのブランド品購入
また、最近のブランド品の人気加熱の理由はそれ以外にもあります。
価格が上がったり下がったりする株や不動産に比べ、必ず値上がりする商品として、高級ブランド品は恰好の投資物件と考えられているのです。
ブランド品を値上がり前に購入しようと、お店の前に長蛇の列ができていることがよくありますが、多くの人が転売して利ざやを稼ごうと考えた結果でしょう。
元々のブランド品を好む国民性に加え、投資熱に浮かされた若年層まで加わって、ブランド品の購入が異常加熱している状況なのです。
韓国の不動産はバブルで異常な高値が続いているため、着実にお金を溜めれば家を買えるという希望を失った若者が、ブランド品の転売で利益を上げようとしているのです。
憧れのブランドバッグですが、韓国社会ではただただ憧れて、羨ましいという感情だけでは片づけられない複雑な事情があるのかもしれません。
韓国のブランド志向はこういった社会背景を背負って、さらに根強く続いていくのかもしれませんね。
韓国語会話
가: 어머! 가방 너무 이쁘다! 어디서 샀어?
わぁ、そのかばん素敵ね!どこで買ったの?
나: 〇〇백화점에서 샀어. 힘들게 구했지…반년이나 기다렸다니까…
〇〇デパートで買ったの。苦労して手に入れたんだよね。半年も待ったんだから。
가:너무 부러워~ 한번 들어봐도되?
めっちゃ羨ましい~ 一回持ってみてもいい?
나:응 들어봐
うん、持ってみなよ。
韓国の市場に行ったことはありますか?
皆さんは韓国の市場に行ったことはありますか。洋服、アクセサリー、布に文房具、とないものがない韓国の市場。
小腹が空けば露店で買い食いし、食べながらぶらりぶらり。時々、멍멍이(モンモンイ/犬(子供が話す言葉))を発見してドキリとすることはありますが外国の市場を見て回ることは韓国を知ることにも繋がります。
市場の商品価格
市場に置かれている商品価格は町の大型マートより確実に安いです。
ジャガイモ1キロが市場では2,200ウォン、マートでは3,980ウォン。ブドウ1キロが市場では5,000ウォン、マートでは8,280ウォンという感じです。
にもかかわらず、市場より大型マートで買い物する人の方が多いのは、日本でいうと商店街がさびれていく現実と同じなのでしょうか。
大型店舗の強制休館日
そこで行動の早い韓国人は流通産業発展法において、中小商人を守るため大型店舗の強制休館日を設けることを決めたのです。
2012年に定められその後一部改訂され、現在は日曜日を含む月に2日の休館日、更に夜12時から朝10時までの営業を禁止、違反すると1,000万ウォンから3,000万ウォンの罰金を課されることになったのです。※2014年4月現在の情報です。
この法律が施行されてから2年ほど経ちましたが反応は芳しくないようです。
まず大型マートの便利さに慣れている国民は休館日の前日にまとめ買いをする傾向にあるようです。
またマートからすると売上は3,000億ウォン減少。
最近ではこの法律に反発したコストコが法的に攻防を行いましたが敗訴しています。しかも実際は市場の30パーセントが日曜日に休みを取っているため一体誰のための何のための政策が不明な点がありますが、当分まだ改訂される様子はなさそうです。
それでは今日の会話です。
会話
제희: 일주일 알바해서 100만원 벌었다.
에리: 대박. 그럼 밥이라도 쏴야되는 것 이냐?
제희: 근데 벌써 다 써버렸어.
에리: 왠일이니..
제희: 지름신이 왔나봐.
대박(デバッ)何か大きく成功したり、大金を儲けたりした時などに比喩的に言う言葉。
博打の大博という漢字からうまれたという説もあります。
밥을 쏘다(パブル ソダ)おごるという韓国語は
한턱을 내다(ハントグル ネダ)と言いますが、若者の間では流行語としてこの言葉が使われることが多いです。
지름신(ジルンシン)買いたいものがあれば前後を考えずすぐに買ってしまう人が信じる神。
衝動買いをさせる神様のこと。
お小遣い帳にも자름신의 흔적(ジルンシネ フンチョク)という欄があるようです。
ジルンシンの降臨によって買ってしまったものを記入する欄なんでしょう。
和訳
ジェヒ: 1週間バイトして100万ウォン稼いだよ。
エリ: デバッ!(すごいね)そしたらおごってくれなきゃ。
ジェヒ: でももう全部使っちゃった。
エリ: なんてこと。。
ジェヒ: 無駄遣いの神様が降りてきたみたい。
マートには元気な店員が沢山
商売上手なのか、はたまた少し強引なのか、この感じ方は人それぞれだとは思いますが、とにかく、にぎわっていましたよ。
そのうえ、ご存知の方も多いと思いますが、明洞も眠らない街といっても過言ではありません。 【観光地以外も楽しい】 韓国の観光地とはうってかわって、ちょっと観光地から離れたマートにも立ち寄ってみました。
午後4時過ぎに行ったのですが、マートのあちらこちらから、試食やセール品の声が飛び交ってきました。もちろん、全て韓国語です。 私が韓国人に間違われたのかはわかりませんが、とにかく、ずーっと韓国語だったのでそうみられていたのだと思います。 そしてここで感じたのは、とにかく明るいし元気!売っている方が元気がいいと、こちらまで元気になってきますね。 そして、試食が多いこと多いこと。
それだけでお腹がいっぱいになってしまうぐらいでした。あれだけ店員さんがいると活気もありますね。
知らない単語がある場合
ただ今回、マートのその場でどうしてもわからなかった単語がありました。それは「青海苔(파래)」。 海苔売り場でも試食とセールをやっていたし、買いたかったので寄ったのですが、一生懸命説明してくれる店員さんには申し訳なかったですね。 でも、包装の絵でイメージして答えていました。
実は、わからない単語があった場合、その単語だけにとらわれてしまうと、会話がわからなくなり、会話が続かなくなってしまいます。 これでは、せっかく韓国語を勉強していても、もったいないですね。 私のようにわからない単語があったとしても、前後の会話や絵などがあれば、それを手掛かりにイメージしてみましょう。これがとっても大切です。
なぜならこういう経験があると、忘れにくいからです。私も一発で覚えてしまいました。やはり、百聞は一見に如かずですね。
単語の覚え方
やはり旅行でも留学でも、現地へ行くことが一番いいのですが、もちろんそれができない方もいるので、海苔の種類を韓国語で検索してみました。
「김 종류」と検索するとでてきますので、検索してみてくださいね。私が見つけた韓国海苔の中で少し驚いたのが、「わさび味海苔」。 韓国海苔にもわさび味があるんですね。今の時代は物があふれているので、確かにあってもおかしくないですね。 【1つの単語から広げて覚える!】 そして海苔だけでもそこから、様々な韓国語を覚えられますね。
例えば海苔の種類でも、大きいサイズのものから、小さいサイズのもの。味についてや料理方法などまで。私も今回のことがなければ、調べなかったでしょう。 そしてもう一つ、怪しかった単語があります。
それは、お肉の部位。以前、図で説明をしてもらっていたにもかかわらず、思い出すのに時間がかかってしまいました。 こんなところからも韓国語を覚えてみたくださいね。화이팅!!!