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前回は、アルファベットの発音の仕方が日本語と韓国語ではかなり違うものもあることを紹介しました。アルファベットの文字の発音が違うと、外来語の発音も当然違ってきます。
そこで、今回は外来語の発音のコツを紹介したいと思います。
韓国語発音の秘訣!発音のコツとポイントを押さえて自然な韓国語を話そう
マクドナルドとスターバックス
韓国人が聞くと笑ってしまう「マクドナルド」と「スターバックス」
ハンバーガーで有名なあのお店を「マクドナルド」、全世界でチェーン展開しているコーヒーショップを「スターバックス」と発音すると、韓国人に笑われてしまいます。
韓国語では、それぞれ「맥도날드」と「스타벅스」と発音し、日本語の発音とは全然違い、韓国語の方がより英語っぽいと考えているためです。
しかし、外来語は、原語に一番近い発音を自分の国の言葉の発音に置き換えているだけなので、どちらの発音が正しいということはないと思います。
厳密に言うと「マクドナルド」も「맥도날드」も「Macdnald」ではないのです。ただし、韓国語を話す中で、「マクドナルド」と言いたかったら「맥도날드」と言うべきでしょう。
外来語を韓国語の発音で言えるように、そのコツを紹介します。
発音のコツ
fの発音
【f の音は「ㅍ」で発音する】
日本人からするととても違和感のあるこの発音。f は「ハ」「ファ」行で言うのが日本式ですが、韓国語では「ㅍ」で発音します。
Africa:아프리카
alphabet:알파벳
facebook:페이스북
golf:골프
wifi :와이파이
n,ng,mの発音
【英語の n,ng,m はそれぞれパッチムの「ㄴ,ㅇ,ㅁ」に対応する】
日本人は英語の子音で終わる単語にも必ず後ろに母音を入れてしまいます。ですが、韓国語にはパッチムがあるので、子音で終わらせることが可能になります。
n ⇒ㄴ
animation:애니메이션
candy :캔디
dance:댄스
ng ⇒ ㅇ
bowling:볼링
Shopping:쇼핑
Wedding:웨딩
m ⇒ ㅁ
album:앨범
computer:컴퓨터
Olympic :올림픽
カタカナ語だと全部「ン」になってしまって、韓国語のスペルがどれか迷った時は、英語のスペルを思い出せばだいたいの場合はこのルールで大丈夫です。
ですが、フランス語などの外来語の場合や、一部例外はあります。
r・l の発音
【語中の r は「ㄹや表記なし」、l は「ㄹㄹ」】
日本語には r と l の発音の区別がなくてとても苦労しますよね。韓国語も語頭にくる場合はすべてㄹでokなのですが、語中にくる場合は違いがあります。
rが語中にくるとㄹ一つになったり、母音に吸収されて表記として現れなかったりしますが、l が語中にくるとㄹㄹと重ねて表記します。
r ⇒ ㄹor ×
apart :아파트
group:그룹
ice cream:아이스크림
l ⇒ ㄹㄹ
dilemma:딜레마
global:글로벌
Olympic:올림픽
語中に l が出てくる単語には気を付けましょう。こちらももちろん、例外があります。
aの発音
【a の表記で日本語が「エー」となるものは「에이」になる】
原語の母音が a で、日本語の外来語が「エー」と伸ばす場合は、韓国語には長母音がないので、母音を重ねて「에이」とする傾向があります。
animation:アニメーション 애니메이션
data:データ 데이터
game:ゲーム 게임
name:ネーム 네임
Ok(ay):オッケー 오케이
cake:ケーキ 케이크 / 케익
いかがでしょうか?外来語の韓国語式発音は慣れないと難しいですが、このくらい押さえておけば、だいぶ楽になると思います。
他にも色々と規則性がありますので、皆さんも考えて発見してみましょう。