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私が日本語の勉強をするとき、日本語には「つく」という表現がたくさん使われていることが分かり頭が混乱したことがありました。
そこで今回から3話にかけて「つく」という表現が、韓国語ではどのように表現されるかについてみてみます。
韓国語で「つく」の使い方まとめ!日常会話に役立つ例文を分かりやすく解説
お互いにつく
まず今回は、あるものが別のものに「くっつく」のような場合に使う表現についてご紹介していきます。
「磁石がお互いにつく」、「利子がつく」のような場合に「붙다」という表現が使われます。
では、実際の例を見てみます。
例文
희애:미애야, 너 옷에 밥알에 붙어 있어.
ヒエ:ミエちゃん、あなた服にご飯粒がついているよ。
미애:정말? 어디?
ミエ:本当に?どこ?
희애:여기, 땠어. 걱정하지 마.
ヒエ:ここ。とったよ。心配しないで。
미애:아, 고마워.
ミエ:あ、ありがとう。
べったりつく
「服に泥がつく」、「手に小麦粉がつく」のようなに液体や粉がべったりくっついている場合には「묻다」という表現を使います。
では、実際の例を見てみましょう。
例文
희애:미애야, 거기 종이 한장 줄래?
ヒエ:ミエちゃん、そこにある紙1枚くれる?
미애:미안, 나 손에 물이 묻어 있어서 손 닦고 줄게.
ミエ:ごめん、私の手に水がついていて手拭いてからあげるね。
희애:그래? 그럼 내가 가져 갈게. 괜찮아.
ヒエ:そう?じゃ、私がとるよ。大丈夫だよ。
部品がついている
「取っ手のついた鍋」、「字幕がついた映画」のように部品や付属物がついて一体化しているような場合には「달리다, 딸리다」という表現を使います。
では、実際の例を見てみましょう。
例文
희애:미애야, 우리 영화 보러 가자.
ヒエ:ミエちゃん、私達映画見に行こう。
미애:어떤 영화?
ミエ:どんな映画?
희애:나를 찾아줘(Gone girl) 라는 영화가 지금 1위래. 잔인하고 무서워서 가족끼리는 볼 수 없대.
ヒエ:゛私を見つけて゛という映画が今1位なんだって。残虐で怖くて家族連れには向いてないんだって。
미애:그래? 가자.
ミエ:そう?行こう。
生じる
足跡や傷がつく場合にはそうした跡が「生じる」という意味で「나다」という表現が使われます。
では、実際の例を見てみましょう。
例文
희애:미애야, 나 오늘 너무 슬퍼.
ヒエ:ミエちゃん、私今日本当に悲しいよ。
미애:왜?
ミエ:なんで?
희애:어제 산 핸드백에 손톱 자국이 났어.
ヒエ:昨日買ったハンドバッグに爪あとがついたよ。
미애:괜찮아. 자국 났을 때 바르는 거 팔아. 그거 사서 바르면 괜찮아 질거야.
ミエ:大丈夫だよ。あとついたときに塗るやつ売っているよ。
희애:정말? 고마워.
ヒエ:本当に?ありがとう。
いかがでしたか。
「つく」という表現は本当にたくさん使われていますよね。
では、また次回お会いしましょう。
今回は前回予告したように「つく」の第2回目の説明として漢字で「点く」と「着く」と書く例をご紹介したいと思います。
点く
「灯りが点く」や「テレビがついている」など電気製品のスイッチを入れて「つく」場合には「켜지다」という表現を使います。
では、実際の例を見てみましょう。
例文
희애:미애야, 컴퓨터 불이 안 켜져. 고장났나? 왜 이러지?
ヒエ:ミエちゃん、パソコンの電源がつかないけど故障したのかな?どうしたのかな?
미애:정말이네. 출장 서비스 불러야겠다.
ミエ:本当だね。出張サービスよばないと。
희애:갑자기 왜 고장났을까. 출장 서비스, 안 비싸야 할텐데.
ヒエ:なんでいきなり故障したのかな。出張サービス高くなければいいのに。
미애:괜찮을거야.
ミエ:大丈夫だと思うよ。
再び電気が通る
スイッチを入れて電気がつくのではなく、停電などで電気が再び通るようになってついた場合には「들어오다」という表現を使います。
では、実際の例を見てみます。
例文
희애:어, 이제 컴퓨터 불 들어왔다.
ヒエ:あら、もうパソコンの電源ついたよ。
미애:다행이다.
ミエ:よかった。
희애:응, 출장 서비스가 생각보다 안 비싸서 다행이다.
ヒエ:うん、出張サービスが思ったより高くなくてよかった。
미애:그러게 말이야.
ミエ:そうだね。
到着する
目的地やゴールに着く場合には「到着する」という意味での「도착하다」という表現を使います。
では、実際の例を見てみましょう。
例文
희애:미애야, 어머니 언제 오셔?
ヒエ:ミエちゃん、お母さんいついらっしゃるの?
미애:곧 도착하실거야.
ミエ:もうすぐ着くと思うよ。
희애:정말? 집 청소 해야겠다. 얼른 창문부터 열어야지.
ヒエ:本当に?家の掃除しなきゃ。早く窓から開けよう。
미애:괜찮아. 신경 쓰지마.
ミエ:大丈夫だよ。気にしないで。
届く
「足が床につく」のような場合には「届く」の意味での「닿다」という表現を使います。
では、実際の例を見てみましょう。
例文
희애:미애야, 나 다리가 짧은가봐. 의자에 앉으니까 바닥에 다리가 안 닿아.
ヒエ:ミエちゃん、私足が短いみたい。椅子に座ると床に足がつかないよ。
미애:의자가 높아서 그런거야. 다리 안 짧으니까 걱정하지마.
ミエ:椅子が高いからだよ。足短くないから心配しないで。
희애:그렇지? 의자가 높은거야.
ヒエ:そうだよね?椅子が高いよね。
いかがでしたか。
点く・電気が通るの例を見ると「電源がつく、入る」という表現が韓国語だと「불이 들어오다」として「火が入る」といいます。
私が日本人の友たちに「火が入る」と言ったときの友達の表情がまだ忘れられません。
では、また次回お会いしましょう。
今回の「つく」③では漢字で「突く」という表現が韓国語だとどのように表現されるか見てみたいと思います。
つつく
「ひじで相手の脇を突く」のようなつっつく動作をする場合と「弱点をつく」のような場合には「찌르다」という表現が使われます。
この表現は下の例のような攻撃性のある「突く」行為を表していて、「찌르다」の目的語には突く攻撃対象が来ます。
では、実際の例を見てみましょう。
例文
희애:오늘 지하철에서 누가 내 옆구리를 찌르길래 봤더니 내 첫사랑이더라.
今朝地下鉄の中で誰かが私の脇を突いたから見たら初恋の彼だったの。
미애:정말? 어땠어? 많이 변했어?
本当に?どうだった?変わっていた?
희애:응, 정말 많이 변했더라. 차라리 안만났으면 좋았을텐데.
うん、本当にすごく変わっていたの。むしろ会わなければよかったのに。
미애:나도 만나보고 싶다. 어떻게 변했을까?
私も会ってみたいな。どう変わったのかな?
희애:아저씨처럼 변했으면 안만나는게 좋을거야.
おじさんみたいに変わっていたから会わないほうがいいよ。
杖をつく
「杖をつく」では「지팡이를 짚다」という表現を使います。さらに、「はんこをつく」では「도장을 찍다」という表現を使います。
そして、「鐘をつく」では「종을 치다」という表現を使います。最後に「鼻につく」では「코를 찌르다」という表現を使います。
では、実際の例を見てみましょう。
例文
희애:미애야, 과장님 다리 다치셔서 병원에 계신대.
ミエちゃん、課長(様)足怪我して病院にいらっしゃるんだって。
미애:정말? 그럼, 목발 짚고 다니시겠네.
本当に?じゃ、松葉杖をついていらっしゃるの。
희애:그런가봐.
そうらしい。
미애:병문안 가봐야겠지. 얼굴 도장이나 찍고 와야겠다.
お見舞い行かないとね。顔出して来よう。
희애:근데, 나 병원 정말 싫은데. 병원 냄새가 코를 찌르잖아. 그 냄새가 정말 싫어.
ところで、私病院本当に嫌いだよ。病院の匂いが鼻につくから。あの匂い本当に嫌いだよ。
いかがでしたか。「顔を出す」という表現は韓国語で「얼굴 도장을 찍다」と表現します。
直訳すると「顔はんこをつく」という意味で「形式的に行って顔を出す」という意味です。