韓国語を勉強していると、外国語だからなのか、日本人だからなのか、思わず笑ってしまうおもしろい表現に出会うことがあります。
今日は、その中のいくつかをご紹介してみます。
韓国語の慣用句・おもしろい表現
くたびれる
1. 파김치가 되었다
2. 녹초가 되었다
3. 지치다
上記に上げた表現は日本語にすると「くたくた・疲れる・くたびれる」という表現になります。
私がこの中で1番おもしろいと思った表現は「파김치가 되었다」です。
シャキッとしたネギが、キムチになると、しなったようになることからきた言葉です。
確かに「くたびれた」ようにも見えるが、この表現を聞いた時には、韓国人のセンスの良さを感じました。
しょぼくれる
次のおもしろ表現は
1. 풀이 죽다
2. 기가 죽다
これを直訳すると、1.「草が死ぬ」 2.「気が死ぬ」という意味になります。
2番がヒントになるのですが、実際使われるときはどうなるのか会話で学んでみましょう!
会話
가:민수는 왜 그렇게 풀이 죽은 모습이야?
ミンスはなんであんなにしょぼくれてるの?
나:어제 중요한 농구시합에서 큰 실수를 해서 팀이 져버렸대.
昨日大事バスケットの試合で大失敗してチームが負けたんだって
풀이 죽다/ 기가 죽다 ⇒ 落ち込む・しょぼくれる・しょげている・滅入っている
という意味になるので、使えるとレベルアップ間違いなしですね。
ケチをつける
そして最後に트집을 잡다(親しい間柄のみに使う)をみてみましょう。
「ケチをつける・言いがかり・難癖をつける・文句を言う」という意味です。
これは例文を使って覚えてみよう
소문으로 들었는데 ○○씨는 트집쟁이래요.
うわさで聞いたんだけど、○○さんクレーマなんだって
아까 친구가 가까이 와서 갑자기 트집을 잡아서 감짝 놀랐어요.
さっき友達が近寄ってきて突然いちゃもんつけてきたからビックリしちゃったよ
트집을 잡지마!
文句を言うな!
勉強に行き詰まったら、韓国の「慣用句」を覚えてみるのも、おもしろいですね。
そしてもちろん、韓国の「ことわざ」や「四字熟語」なども覚えてみるといいでしょう。
おまけ
日本語と韓国語で似ている「四字熟語」をご紹介します。
구사일생 九死一生
기사회생 起死回生
천차만별 千差万別
인과응보 因果応報
ここで、よく見ると「生」という漢字をハングルにすると「생」となります。基本的に漢字一文字に対しハングルは1つしかありませんね。
もちろん例外もありますが、漢字語を覚えるのも勉強を楽しくするコツといえるでしょう。
みなさんも、勉強に行き詰まったら、おもしろいものや自分に興味があるものを見つけて、話せる韓国語を勉強するといいですね。