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「パリパリ」を韓国語にすると実際は「빨리빨리」ですが、なぜ、「パリパリ」と日本語では言ってしまうのでしょうか・・・?
「빨리빨리(パリパリ)」とは?韓国語の早くをマスターしよう
パリパリ=빨리빨리?
この「빨리빨리」を「パリパリ」と表記してしまう理由、それは日本語にパッチムがないからです。
単純ですが、しかしこれを間違って覚えてしまうと大変なことに。意味が通じなくなってしまいます。
カタカナだけを見ると、なんのことかサッパリわからないなんてこともしばしばでてきてしまうのでご注意を。
おすすめ勉強法
聞いて・見て・発音して
実際、私は韓国語(ハングル)にカタカナや日本語をふって勉強したことは一度もありません。
聞いて覚えて、見て覚えて、発音してということを何回も繰り返しました。もちろん、現在でもこれは同じです。
正しい日本語力も重要
勉強していくうえで、大切なのは日本語から離れて韓国語を学ぶということです。また、母国語である日本語もしっかりと話せなければなりません。
なぜなら、最初はどうしても日本語で考えてから韓国語になおすため、主語や述語などしっかりと使えないとダメなのです。
韓国語は曖昧さ回避
日本語と韓国語は似てるから簡単だと思っている方は要注意です。
韓国語は時制に対してハッキリしている言語に対し、日本語は時制に対し曖昧な言語なため、間違えやすい部分がたくさんあります。
まずは、日本語も見なおしてみましょう。そこから、外国語である韓国語を話してみることをオススメします。
スラングは控えめに
また、最近よく見かけるのは、初心者の方が簡単に韓国語のネット用語を使ったり、可愛いからといって、韓国人のように縮約して使ったりというものです。
使ってはいけないということではないのですが、一歩間違えると大問題が発生します。
綴りや意味をよく理解した上で使うことをオススメします。また、安易に使わないようにしましょう。
せっかちな韓国人
ケンチャナ精神
話が、「パリパリ」から少し脱線してしまいましたが、皆様もご存知のように、韓国人の気質や性格を表す時、よく「ケンチャナ精神」「パリパリ」など、よく耳にすると思います。
韓国人の「パリパリ」は、時に日本人にとってビックリすることがあります。
例えば、パソコンの速度が遅いとすぐ遅いと言ってみたり(これは実際私が出くわしました)、また車のスピード、運転が荒いなどなど。
仕事でもパリパリ
しかし、仕事では、素早く的確に「パリパリ」できたら申し分ないですよね?ものは見ようで、時と場合によって、よくも悪くもなるものです。
韓国人が「せっかち」ということより、TPOで見てみるのもおもしろいかもしれません。
是非一度皆さんも別の角度から見てみると新しい発見があるかもしれませんよ!
会話
가: 이 과장님이 그 자료를 빨리 제출하래
李課長がその資料を早く出してって
나: 네 알겠습니다.
はい。わかりました
가: 빨리 가봐.
早く行きな
나: 왜요?
どうしてですか?
가: 이 과장님 성격이 좀 그래서요.
李課長の性格がちょっとそういう性格だから
韓国らしきパリパリ精神・バス編
韓国は빨리빨리(パリパリ)の国だと言われています。빨리とは早くという副詞になり、韓国人がよく使う表現の一つです。
どんな風に使われるのでしょうか?
パリパリが先進国を作る
先日人が並んで歩けないほどの少し細い道を子供とゆっくり歩いていると後ろから、『좀 빨리빨리 갑시다』(チョ パリパリ カプシダー)と言いながら後ろから追い抜いて行ったおじさんがいました。
直訳すると『早く行きましょう』、韓国人同士の間でもどうして韓国人は毎日せわしないのかと嘆く時もあり、またこのパリパリ精神が現在の先進国韓国を作ったのだという自負が含まれる場合もあります。
バスもパリパリ
パリパリと言えば、韓国で訪れた日本人がもっとも苦手とする交通手段がバスですよね。そしてバスは韓国のパリパリ精神を存分に感じることのできる乗り物です。
まず、とにかくスピードが速いです。ブンダンと言われる新都市とソウルを結ぶバスがあります。
バスはバス専用路線があり混雑時でもすいすい走ることが可能です。
このバス、朝夕通勤客で満員のバスなんですが、このバスの別名は何だと思いますか。살인버스(殺人バス)です。
もうかなりユーモアの次元を通り越している気もしますが。
韓国でのバス旅行
バス乗り降り必須会話
バスを乗りこなせるようになれば旅行もずっと楽になります。バスに乗るときに必要な会話を少し勉強しておきましょうか。
まずは、乗る際バスの運転手に確認する会話です。
명동에 가려면 이 버스를 타면 돼요?
明洞に行くならこのバスに乗ればいいですか。
서울역에 가요?
ソウル駅に行きますか。
신촌에 도착하면 알려 주세요.
シンチョンに到着したら教えてください。
韓国のバス料金
料金は市内バスの場合大体1100ウォンとなります。
でも韓国人はTmoney カードという充電式のカードを使用する人が大半なのでお釣りは小銭が準備されているだけで、お札は用意されていません。
筆者が5000ウォン札を持ってバスに乗車した際、運転手は
거스름돈이 없습니다.
お釣りはありませんよ。
とだけ言い走りさって行かれたことがあります。乗車拒否されたんですね。
やっぱりここでも運転手さんのパリパリ精神が働いているようです。
バスの乗り降りにもパリパリ精神
そしてまた乗客も運転手のパリパリ精神に合わせなければなりません。
自分のバスを停留所で待っていても素通りされてしまうことが多々あります。
自分はこのバスに乗るんだという強い意思表示でバスが到着と同時に駈け寄らなければ、少し速度を落とすだけで次の停留所に向けて出発してしまうようです。
車内でも同様です。日本では走行中に席を立つことは危険とされていますが、韓国では停留所に着く前に出口付近で待機しておかなければ降り損なってしまいます。
もしそうなりそうな場合はこう叫んでください。
내려주세요
降ろしてください。
いかがですか。韓国人と日本人は見た目は同じですが、性格はどうやら真反対のようです。
バス一つとっても韓国を肌で感じることができますよ。
ぜひ基本的な会話を覚えてバス旅行に挑戦してみてください。忘れられない旅行になると思います。