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学生の本分が勉強なのは韓国も日本も同じ。日本にセンター試験があるように、韓国にも似た様なテストが存在しています。
そんな韓国の受験模様を覗いて見ましょう。
韓国の社会人のための会話能力試験「SJPT」
韓国の試験大国事情:小学生の塾通いからSJPT
学歴社会・韓国
SJPTという試験をご存知ですか?
韓国が学歴社会だということは、皆様もご存知だと思います。
塾通いの小学生
小学生から塾は当たり前で、幼稚園から英語教育など、教育熱心な家庭も多く、特に江南地域では、塾が多すぎて選ぶのにも一苦労だとか。
逆に塾側も生徒獲得に右往左往していると言われています。
韓国式センター試験
【修能】
また、韓国で最も重要な試験であるのが修能(수능)と言われる試験です。
大学受験を控えた高校3年生が挑む、最も過酷といっても過言ではない試験です。日本のセンター試験と似ているかもしれませんね。
【テストは一大イベント】
また、この日には、試験会場と近い会社は出社時間を遅くしたり、警察も出動するなど国民の一大イベントとなっています。
ただ、何故かこの試験日にかぎり、ほぼ毎年雪が降ったり、とても寒かったりと天候に恵まれないことが多いようです。
【試験結果で人生が決まる?】
そして、韓国では、この試験の結果によって、人生を大きく左右されることも事実のようです。
なぜなら、成功すればいい大学・希望大学に入学できますが、失敗すれば、希望大学はおろか浪人する学生も・・・
もちろん、人生においてこの結果が全てではないですが、韓国では将来を考えると、やはりこの試験の結果が重要となってくるようです。
SJPT
そして、今日ご紹介したい試験は「SJPT」。簡単に説明すると、この試験は「会話」の試験です。
韓国では、社会人になると、昇進ポイントのため、この試験を受ける人が多くいるそうですよ。
【試験内容は?】
パソコンで画面を見ながら音声を聞き、その質問に答えていくというもの。
時間制限があり、その範囲内で回答しなければならないので、問題を聞き取る能力と適切な単語選びが重要になってくるそうですよ。
【評価方法】
評価は1~10段階あり、母国語話者レベルは10というように、録音された回答を審査員が評価してレベルをつけるという試験です。
日本では、このような試験を見たことがりません。
韓国語はもちろん英語などの外国語があったら、自分の会話実力がどのぐらいなのか、受けてみるのもおもしろいかもしれませんね。
会話
가: 오늘 SJPT라는 시험을 봤는데…
今日、SJPTという試験をうけたんだけど
나: 어땠어? 잘 봤어?
どうだった?よくできた?
가: 시간이 모자라 답변을 제대로 못했어.
時間がたりなくて、うまく答えられなかったよ
나: 어려운 시험인가보네.
難しい試験みたいだね