【韓国語 그래(クレ)完全マスター】意味・使い方から그렇다活用、頻出フレーズまで徹底解説!
韓国ドラマを見ていると、登場人物たちが「그래 (クレ)」という言葉を頻繁に使っていることに気づきませんか? 相槌を打つ時、同意する時、何かを決める時… 実に様々な場面で登場するこの「그래」。短い言葉ながら、韓国語の会話において非常に重要な役割を果たしています。
「なんとなく『そう』っていう意味かな?」と推測はできても、そのニュアンスの幅広さや正しい使い方、さらには様々な活用形まで理解している方は少ないかもしれません。「그래」を自然に使いこなせれば、あなたの韓国語は一気にネイティブっぽく聞こえ、コミュニケーションがよりスムーズになること間違いなしです!
この記事では、韓国語学習者なら誰もが知っておきたい最重要単語の一つ「그래 (クレ)」を徹底解剖! 基本的な意味から、丁寧語との使い分け、原形である形容詞「그렇다 (クロッタ)」の複雑な不規則活用、そして「그렇지 (クロッチ)」や「왜 그래? (ウェグレ?)」といった超頻出フレーズまで、豊富な例文とともに詳しく解説します。最後まで読めば、あなたも「그래」マスターになれるはず!
目次
韓国語の超基本!「그래 (クレ)」ってどんな意味?
まず、「그래 (クレ)」の基本的な意味と役割を理解しましょう。ハングルで書くと「그래」となり、これは主に親しい間柄で使われるタメ口(パンマル)の表現です。
「そう」「うん」だけじゃない?「그래」の多様なニュアンス
「그래」の最も基本的な意味は、日本語の「そう」「そうだ」に相当します。相手の言ったことに対する肯定や同意を示す際に使われます。
例文:肯定・同意
A: 이거 네가 만든 거야? 진짜 맛있다!
[イゴ ニガ マンドゥン ゴヤ? チンチャ マシッタ!]
(これ君が作ったの? 本当に美味しい!)
B: 응, 그래. 다행이다.
[ウン、クレ。 タヘンイダ。]
(うん、そうだよ。 よかった。)
A: 오늘 영화 보러 갈래?
[オヌル ヨンファ ポロ カルレ?]
(今日、映画観に行かない?)
B: 그래, 좋아!
[クレ、 チョア!]
(うん、いいよ!)
しかし、「그래」の魅力はその多機能性にあります。文脈やイントネーションによって、様々なニュアンスを表すことができるのです。
- 相槌 (あいづち): 日本語の「うんうん」「へえ」「そうなんだ」のように、相手の話を聞いていることを示す相槌としても頻繁に使われます。特に意味はなく、話の流れを止めずに促す役割があります。「그래, 그래 (クレ、クレ)」と繰り返すことも多いです。
- 軽い受け入れ・承諾: 相手の提案や依頼に対して、「わかった」「いいよ」と軽く受け入れる時にも使います。上の映画の例もこれに近いです。
- 確認・問いかけ (語尾を上げる): 語尾を上げて「그래? (クレ?)」と言うと、「そうなの?」「本当に?」という確認や軽い驚きを表します。
- 諦め・投げやりな同意: 言い方によっては、「はいはい、わかったよ」「もう好きにして」のような、少し投げやりな、あるいは諦めのニュアンスを含むこともあります。
- 決心・行動への移行: 一人で考え事をしている時などに「그래! (クレ!)」と区切りをつけるように言うと、「よし!」「そうしよう!」といった決意や行動への移行を示すことがあります。
このように、「그래」は非常に柔軟で便利な言葉ですが、その分、文脈や声のトーン、表情から真意を読み取ることが重要になります。
丁寧語「그래요 (クレヨ)」「그렇습니다 (クロッスムニダ)」との使い分け
「그래 (クレ)」はタメ口なので、友人や年下の相手にしか使えません。目上の人や初対面の人、ビジネスシーンなど、丁寧な言葉遣いが求められる場面では、丁寧語を使う必要があります。「그래」の丁寧語には、主に二つの形があります。
「그래」の丁寧語
-
ヘヨ体 (やや丁寧): 그래요 (クレヨ)
日常会話で最もよく使われる丁寧語です。「~です、~ます」にあたり、柔らかく親しみやすい印象を与えます。親しいけれど年上の人、店員さん、会社の同僚など、幅広い相手に使えます。
A: 이쪽으로 오시면 됩니다.
[イッチョグロ オシミョン デムニダ](こちらへいらしてください。)B: 아, 그래요? 알겠습니다.
[ア、クレヨ? アルゲッスムニダ](あ、そうですか? わかりました。) -
ハムニダ体 (最も丁寧): 그렇습니다 (クロッスムニダ)
よりフォーマルでかしこまった丁寧語です。「~でございます、~であります」に近いニュアンス。ニュース、講演、会社の公式発表、軍隊など、非常に改まった場面で使われます。日常会話では少し硬い印象を与えることもありますが、相手に最大限の敬意を示したい場合に使います。
A: 이것이 저희 회사의 신제품입니다.
[イゴシ チョヒ フェサエ シンジェプミムニダ](これが弊社の新製品でございます。)B: 네, 그렇습니다.
[ネ、クロッスムニダ](はい、そうでございます。)(※相槌なら「네, 그렇군요(ネ、クロックンニョ – はい、そうなんですね)」の方が自然な場合も多い)
日常会話では「그래요 (クレヨ)」を使う頻度が圧倒的に高いです。まずは「그래」と「그래요」の使い分けをマスターしましょう。「그렇습니다」は、よりフォーマルな場面で使う、と覚えておけば良いでしょう。
「그래」の心臓部!形容詞「그렇다 (クロッタ)」を深掘り
私たちが普段よく耳にする「그래 (クレ)」や「그래요 (クレヨ)」は、実は形容詞「그렇다 (クロッタ)」が活用した形の一つです。「그렇다」の基本的な意味は「そうだ、そのようだ」。この形容詞が、様々な文法と結びつくことで、多彩な表現を生み出しているのです。
不規則活用のルールと変化パターン一覧
韓国語の動詞や形容詞の活用は、語幹(原形から「다」を除いた部分)に語尾をつけるのが基本ですが、中には語幹の形が変わってしまう「不規則活用」をするものがあります。「그렇다 (クロッタ)」もその一つで、「ㅎ不規則活用」というグループに属します。
ㅎ不規則活用の基本ルール:
語幹末のパッチム「ㅎ」が、後ろに母音で始まる語尾が付くと、「ㅎ」が脱落し、さらに母音が「ㅐ」や「ㅔ」に変化します。(多くの場合「ㅏ/ㅓ」で始まる語尾の前で「ㅐ」に、「ㅡ」で始まる語尾の前で「ㅔ」になる傾向がありますが、「그렇다」の場合は主に「ㅐ」に変化します。)
一方、子音で始まる語尾が付く場合は、「ㅎ」はそのまま残ったり、他の子音と組み合わさって発音が変化したりします(例:`ㅎ + ㄱ -> ㅋ`)。ただし、「그렇다」の場合は、子音語尾の前ではㅎの音が弱まるか脱落することが多いです。
このルールを頭に入れながら、「그렇다」の主な活用形を見ていきましょう。非常に使用頻度が高いものばかりなので、セットで覚えてしまうのがおすすめです。
活用形の種類 | 接続語尾 | 그렇다 の活用 | 意味 | 補足 |
---|---|---|---|---|
ヘヨ体 | -아요/어요 | 그래요 (クレヨ) | そうです | `ㅎ`脱落 + `ㅓ` が `ㅐ` に変化 |
パンマル (タメ口) | -아/어 | 그래 (クレ) | そうだ | ヘヨ体から `요` を取る |
ハムニダ体 | -ㅂ니다/습니다 | 그렇습니다 (クロッスムニダ) | そうでございます | `ㅎ` の音は脱落 or 弱化 |
理由・原因 (-て, -ので) | -아서/어서 | 그래서 (クレソ) | それで、だから | `ㅎ`脱落 + `ㅓ` が `ㅐ` に変化 |
仮定 (-ならば) | -(으)면 | 그러면 (クロミョン) | それなら、そうすれば | `ㅎ` の音が脱落 or 弱化 + `면` |
過去形 (ヘヨ体) | -았어요/었어요 | 그랬어요 (クレッソヨ) | そうでした | `그래` + `ㅆ어요` |
過去形 (パンマル) | -았어/었어 | 그랬어 (クレッソ) | そうだった | `그래` + `ㅆ어` |
否定 (-ではない) | -지 않다 | 그렇지 않다 (クロッチ アンタ) | そうではない | 語幹 + `지 않다` (`ㅎ` と `ㅇ` で `ㅊ` の音) |
逆接 (-だけど) | -지만 | 그렇지만 (クロッチマン) | そうだけど、しかし | 語幹 + `지만` (`ㅎ` と `ㅈ` で `ㅊ` の音) |
連体形 (~な) | -(으)ㄴ | 그런 (クロン) | そんな、そのような | `ㅎ` の音が脱落 + `ㄴ` |
不規則活用は最初は難しく感じるかもしれませんが、「그렇다」のように非常によく使う単語は、活用形ごとによく使われるフレーズとして覚えてしまうのが効率的です。

그렇다 (クロッタ) の多様な活用形
活用形を使った例文集(그래서, 그러면, 그랬다 など)
「그렇다」の活用形が実際の会話でどのように使われるか、例文で確認しましょう。
例文:그래서 (クレソ) – だから、それで
어제 밤새 공부했어. 그래서 오늘 너무 졸려.
[オジェ パムセ コンブヘッソ。 クレソ オヌル ノム チョルリョ。]
(昨日徹夜で勉強したんだ。だから今日すごく眠い。)
例文:그러면 (クロミョン) – それなら、そうすれば
A: 비가 올 것 같아.
[ピガ オル コッ カタ。] (雨が降りそうだよ。)
B: 그러면 우산을 가져가야겠다.
[クロミョン ウサヌル カジョガヤゲッタ。] (それなら傘を持って行かないと。)
例文:그랬어 (クレッソ) – そうだった
A: 너 어제 왜 전화 안 받았어?
[ノ オジェ ウェ チョナ アン パダッソ?] (君、昨日なんで電話に出なかったの?)
B: 아, 미안. 어제 너무 피곤해서 일찍 잠들었어. 그랬어.
[ア、ミアン。オジェ ノム ピゴネソ イルチク チャムドゥロッソ。 クレッソ。] (あ、ごめん。昨日すごく疲れてて早く寝ちゃったんだ。そうだったんだ。)(理由を述べた後に付け加える相槌のような使い方)
例文:그렇지 않다 (クロッチ アンタ) – そうではない
사람들은 그가 범인이라고 생각하지만, 나는 그렇지 않다고 믿는다.
[サラムドゥルン クガ ポミニラゴ センガカジマン、ナヌン クロッチ アンタゴ ミンヌンダ。]
(人々は彼が犯人だと思っているが、私はそうではないと信じている。)
例文:그렇지만 (クロッチマン) – そうだけど、しかし
그 식당은 비싸다. 그렇지만 정말 맛있다.
[ク シクタンウン ピッサダ。 クロッチマン チョンマル マシッタ。]
(あの食堂は値段が高い。だけど本当に美味しい。)
例文:그런 (クロン) – そんな、そのような
나는 그런 사람을 좋아하지 않아.
[ナヌン クロン サラムル チョアハジ アナ。]
(私はそんな人が好きじゃない。)
「그래」とセットで覚えたい指示語「이/그/저」
「그래 (クレ)」を理解する上で欠かせないのが、韓国語の指示語「이 / 그 / 저」です。日本語の「こ / そ / あ」に対応し、距離感を示す重要な要素です。
- 이 (イ) : 話し手に近い「これ、この、ここ」 ( Kono / Kore / Koko )
- 그 (ク) : 聞き手に近い、または文脈上すでに言及された「それ、その、そこ」 ( Sono / Sore / Soko )
- 저 (チョ) : 話し手からも聞き手からも遠い「あれ、あの、あそこ」 ( Ano / Are / Asoko )
「그래 (クレ)」は、この指示語の中の「그 (ク) – それ」に基づいています。つまり、「그렇다」は文字通りには「そのようだ」という意味なのです。同様に、「이 (イ)」と「저 (チョ)」を使った形容詞も存在します。
이래 (イレ) / 그래 (クレ) / 저래 (チョレ) の違いと使い方
-
이렇다 (イロタ) → 이래 (イレ) : 「こうだ、このようだ」 ( Kō da / Kono yō da )
例:왜 맨날 이래? (ウェ メンナル イレ? – なんでいつもこうなの?) -
그렇다 (クロッタ) → 그래 (クレ) : 「そうだ、そのようだ」 ( Sō da / Sono yō da )
例:네 말이 그래. (ニ マリ クレ – 君の言う通りそうだ。) -
저렇다 (チョロタ) → 저래 (チョレ) : 「あゝだ、あのようだ」 ( Ā da / Ano yō da )
例:하늘 좀 봐. 왜 저래? (ハヌル チョム ボァ。ウェ チョレ? – 空を見て。なんでああなの?[=あの様子はおかしい])
「이래」「그래」「저래」はセットで覚えておくと便利です。特に「왜 이래? (ウェ イレ? – なんでこうなの?/どうしたの?)」「왜 그래? (ウェ グレ? – なんでそうなの?/どうしたの?)」「왜 저래? (ウェ チョレ? – なんでああなの?/あいつどうしたの?)」は、人や状況に対して「どうしたの?」「何なの?」と尋ねる際の定番フレーズとしてよく使われます。相手との距離感や状況によって使い分けます。
指示語を使った便利な旅行会話フレーズ
指示語「이/그/저」は、物の名前がわからなくても会話ができるため、特に旅行中に非常に役立ちます。「これ」「それ」「あれ」を使いこなしましょう。
旅行で使える!指示語フレーズ
- 이거 주세요. (イゴ ジュセヨ) – これください。 (お店で商品を指差しながら)
- 저거 뭐예요? (チョゴ ムォエヨ?) – あれは何ですか? (遠くのものを指差しながら)
- 여기 앉아도 돼요? (ヨギ アンジャド ドェヨ?) – ここに座ってもいいですか?
- 거기서 세워주세요. (コギソ セウォジュセヨ) – そこで停めてください。 (タクシーで)
- 이쪽으로 가주세요. (イッチョグロ カジュセヨ) – こちらへ行ってください。 (道案内などで)
- 저기요! (チョギヨ!) – すみません! (店員さんなどを呼ぶ時。直訳は「あそこよ!」だが、呼びかけの定番)

旅行で役立つ指示語「이거 (イゴ)」
これでネイティブ級?「그래」を使った頻出フレーズ10選!
「그래」やその原型「그렇다」を使った表現は、日常会話に欠かせないものばかりです。ここでは、特に使用頻度が高く、覚えておくと非常に便利なフレーズを10個厳選してご紹介します! これらを使いこなせれば、あなたの韓国語はさらに自然に聞こえるはずです。
-
1. 그래? (クレ?) – 「そうなの?」「本当に?」
相手の話に対する軽い驚きや確認を表します。語尾を上げて発音するのがポイント。
例: A: 나 다음 달에 결혼해. (ナ タウム タレ キョロネ – 私、来月結婚するんだ。) B: 그래? 진짜? 축하해! (クレ? チンチャ? チュカヘ! – そうなの? 本当? おめでとう!) -
2. 안 그래? (アングレ?) – 「そうじゃない?」「でしょ?」
「그렇지 않다 (そうではない)」の疑問形。相手に同意を求めたり、念を押したりする時に使います。「그렇지? (クロッチ?)」とほぼ同じ意味ですが、少しだけ婉曲的なニュアンスがあります。
例: 이거 진짜 예쁘다. 안 그래? (イゴ チンチャ イェップダ。アングレ? – これ本当に綺麗だね。そうじゃない?) -
3. 왜 그래? (ウェ グレ?) – 「どうしたの?」「なんでそうなの?」
相手の様子がおかしい時や、理由を尋ねる時の定番フレーズ。心配する気持ちや、時には非難のニュアンスを含むことも。「왜 이러니? (ウェ イロニ? – なんでこうなの?)」も似た意味で使われます。
例: 얼굴이 안 좋아 보여. 무슨 일 있어? 왜 그래? (オルグリ アン チョア ポヨ。ムスン ニル イッソ? ウェ グレ? – 顔色が良くないみたい。何かあったの? どうしたの?) -
4. 그렇지! (クロッチ!) – 「そうでしょ!」「だよね!」「その通り!」
強い同意や共感、あるいは自分の考えが正しかったことを確認する時に使います。語尾に「!」が付くような、はっきりとした口調で言うことが多いです。「그럼! (クロム! – もちろん!)」に近いニュアンスも。
例: A: 역시 한국 음식은 김치찌개지! (ヨクシ ハングク ウムシグン キムチッチゲジ! – やっぱり韓国料理はキムチチゲだよね!) B: 그렇지! (クロッチ! – だよね!) -
5. 그러자! (クロジャ!) – 「そうしよう!」
相手の提案に同意し、一緒に行動することを促す表現。「-자 (ジャ)」は「~しよう」という勧誘のパンマル語尾です。
例: A: 우리 영화 보고 밥 먹을까? (ウリ ヨンファ ポゴ パプ モグルカ? – 私たち映画見てご飯食べる?) B: 좋아! 그러자! (チョア! クロジャ! – いいね! そうしよう!) -
6. 그래그래 (クレクレ) – 「そうそう」「はいはい」「うんうん」
「그래」を繰り返すことで、相槌のニュアンスが強調されます。相手の話にリズムを合わせる感じ。言い方によっては、話を早く終わらせたい時の「はいはい、わかったから」という少し適当な感じにも聞こえるので注意。
例: A: 그래서 내가 말했잖아… (クレソ ネガ マレッチャナ… – だから私が言ったじゃない…) B: 응, 그래그래, 알았어. (ウン、クレクレ、アラッソ。 – うん、はいはい、わかったよ。) -
7. 그렇다고 해도 (クロッタゴヘド) – 「だとしても」「そうは言っても」
前の文の内容を認めつつ、それに反する状況や意見を述べる時に使います。「그렇다 + -고 해도 (~と言っても)」の形。
例: 네 마음은 이해해. 그렇다고 해도 약속은 지켜야지. (ニ マウムン イヘヘ。 クロッタゴヘド ヤクソグン チキョヤジ。 – 君の気持ちは理解するよ。だとしても約束は守らないと。) -
8. 그렇지만 (クロッチマン) – 「だけど」「しかし」「でも」
前の文と対照的な内容を続ける時に使う接続詞。「하지만 (ハジマン)」とほぼ同じ意味ですが、少しだけ話し言葉的な響きがあります。
例: 시험 공부 많이 못 했어. 그렇지만 최선을 다할 거야. (シホム コンブ マニ モッ テッソ。クロッチマン チェソヌル タハル コヤ。 – 試験勉強あまりできなかった。だけど最善を尽くすつもりだ。) -
9. 그럴까? (クロルッカ?) – 「そうしようか?」「そうかな?」
「그렇다」の語幹に、意志や推量を表す「-ㄹ까? (ルッカ?)」が付いた形。相手に提案したり、同意を求めたり、あるいは自分の中で「そうなるかな?」と考える時に使います。
例: A: 우리 내일 만날까? (ウリ ネイル マンナルカ? – 私たち明日会おうか?) B: 그럴까? 좋아. (クロルッカ? チョア。 – そうしようか? いいよ。)
例: 비가 그럴까? (ピガ クロルッカ? – 雨、そうなるかな?[=止むかな?]) -
10. 그럴리가! (クロルリガ!) / 그럴 리가 없어(요). (クロル リガ オプソ(ヨ)) – 「そんなはずが!」「ありえない!」
「그렇다」の連体形「그런」が変化した「그럴」に、「理由、道理」を意味する「리(가) 없다」が付いた形。信じられないこと、ありえないことに対して強く否定する表現です。
例: A: 네가 시험에 떨어졌대. (ニガ シホメ トロジョッテ。 – 君が試験に落ちたって。) B: 뭐라고? 그럴리가! 내가 얼마나 열심히 했는데! (ムォラゴ? クロルリガ! ネガ オルマナ ヨルシミ ヘンヌンデ! – 何だって? そんなはずない! 私がどれだけ一生懸命やったと思ってるの!)

心配して尋ねる「왜 그래? (ウェグレ?)」
シーン別「그래」を使った会話例文
最後に、様々なシチュエーションで「그래」や関連表現がどのように使われるか、具体的な会話例を見てみましょう。
友達とのカジュアルな会話
例文:週末の予定
A: 이번 주말에 뭐해?
[イボン チュマレ ムォヘ?]
(今週末、何するの?)
B: 글쎄… 아직 아무 계획 없어. 왜?
[クルッセ… アジク アム ケフェク オプソ。 ウェ?]
(さあ… まだ何の計画もないよ。なんで?)
A: 그래? 그럼 같이 쇼핑 갈래?
[クレ? クロム カッチ ショピン カルレ?]
(そうなの? じゃあ一緒に買い物行かない?)
B: 쇼핑? 좋아! 그러자!
[ショピン? チョア! クロジャ!]
(買い物? いいね! そうしよう!)
目上の人との丁寧な会話
例文:会社でのやりとり
上司: 김 대리, 이 서류 좀 검토해 줄 수 있어요?
[キム デリ、イ ソリュ チョム コムトヘ ジュル ス イッソヨ?]
(キム代理、この書類ちょっと検討してもらえますか?)
キム代理: 네, 부장님. 지금 바로 볼까요?
[ネ、プジャンニム。チグム パロ ポルカヨ?]
(はい、部長。今すぐ見ましょうか?)
上司: 그래요. 부탁해요.
[クレヨ。 プタッケヨ。]
(そうですね。 お願いします。)
相槌としての「그래」
例文:友達の話を聞きながら
A: 어제 길 가다가 우연히 고등학교 동창을 만났어!
[オジェ キル カダガ ウヨニ コドゥンハッキョ トンチャンウル マンナッソ!]
(昨日道歩いてたら、偶然高校の同級生に会ったんだ!)
B: 진짜? 그래그래.
[チンチャ? クレクレ。]
(本当? うんうん。)
A: 응. 너무 오랜만이라 완전 깜짝 놀랐잖아.
[ウン。ノム オレンマニラ ワンジョン カムッチャク ノルラッチャナ。]
(うん。すごく久しぶりだったから、超びっくりしたよ。)
B: 그래.
[クレ。]
(そうなんだ。)
同意・共感を示す「그래」
例文:意見が一致した時
A: 이 영화 진짜 감동적이지 않았어?
[イ ヨンファ チンチャ カムドンジョギジ アナッソ?]
(この映画、本当に感動的じゃなかった?)
B: 응, 맞아! 나 마지막 장면에서 울 뻔했어.
[ウン、マジャ! ナ マジマク チャンミョネソ ウル ポネッソ。]
(うん、そうだよ! 私、最後のシーンで泣きそうになった。)
A: 그렇지! 나도 그랬어.
[クロッチ! ナド クレッソ。]
(でしょ! 私もそうだったよ。)
まとめ:「그래」をマスターして韓国語会話をもっと豊かに!
今回は、韓国語の超重要表現「그래 (クレ)」とその仲間たちについて、徹底的に掘り下げてきました。
「그래」マスターへの道:重要ポイント再確認
- 「그래 (クレ)」は「そう/うん」が基本だが、相槌、承諾、確認、決意など多様なニュアンスを持つ。
- 丁寧語は「그래요 (クレヨ)」(日常) と「그렇습니다 (クロッスムニダ)」(フォーマル)。
- 原形は形容詞「그렇다 (クロッタ)」で、ㅎ不規則活用をする。
- 「그래서 (だから)」「그러면 (それなら)」「그렇지만 (だけど)」などの活用形は必須。
- 指示語「이/그/저」と関連し、「이래 (こう)」「저래 (ああ)」も存在する。
- 「그래? (そうなの?)」「왜 그래? (どうしたの?)」「그렇지! (だよね!)」などの頻出フレーズは丸暗記推奨!
「그래」は、単に「そう」という意味の単語ではなく、韓国語の会話のリズムを作り、相手との共感を示し、コミュニケーションを円滑にするための潤滑油のような存在です。使いこなせる場面が増えれば増えるほど、あなたの韓国語はより生き生きとした、ネイティブに近いものになるでしょう。
今回学んだ様々な表現を、実際の会話やドラマ鑑賞の中で意識して使ったり、聞き取ったりしてみてください。最初は少し戸惑うかもしれませんが、繰り返し触れるうちに、自然と使い分けができるようになるはずです。
さあ、今日からあなたも「그래!」と自信を持って、韓国語のコミュニケーションを楽しんでくださいね!