韓国語「해요(へヨ)」の過去形|肯定文・否定文の作り方

    1. 韓国語・ハングル基本

    日本語では「~ます」を「~ました」に変えると過去形になりますね。では韓国語では、どのように表現するのでしょうか?

    日本語と同じくとても簡単な用法ですので、いろいろな会話のシーンと一緒に韓国語の해요体の過去形について学習しましょう。

    韓国語「해요(へヨ)」の過去形|肯定文・否定文の作り方

    用言の場合

    肯定文の作り方

    外国語を勉強するとなると、基本形に加えて過去形、現在進行形や未来形、現在完了形など時制が難しいことが多いと思います。私はそれで英語に挫折したことがあります。

    英語の場合は、日本語と時制の捉え方が違ったり、文法上の決まりが違ったりと、概念の違いからつまずいてしまう人も少なくないでしょう。

    しかし、日本語と韓国語の過去形の場合は、比較的使い方がとても似ているのです。時制をうまく使いこなせると、韓国旅行や留学、日本での道案内などとっても自然なコミュニケーションが取れたり、韓国ドラマを今より楽に見られるようになったりするかもしれません。

    動詞の場合だけでなく、形容詞や名詞の場合など様々な過去形の作り方があるので、例文を使って学習してみましょう。まずは肯定文の作り方からです。

    用言の語幹の最後の母音がㅏもしくはㅗであれば「~았어요」を付ける

    過去形は語幹に「~았/었/였어요」(~ました、~かったです)を付けることにより作ることができます。

    日本語でも変化がある部分は最後の「です」「でした」だけですよね。韓国語でも変化は同じです。

    語幹とは用言の原形からを除いたもののことでした。用言の語幹の最後の母音がもしくはであれば「~았어요」を付けます。

    例えば「졸다」(ウトウトする)は語幹の最後の母音がなので「졸았어요」(ウトウトしました)となります。

    어제 밤늦게까지 공부했기 때문에 졸려서 오늘은 하루 종일 졸았어요.

    昨日の夜遅くまで勉強していたので眠くて、今日は一日中ウトウトしました。

    시시한 드라마였기 때문에, 누워서 보고 있으면 졸았어요.

    つまらないドラマだったので、横になって見ていたらウトウトしました。

    받다」(受ける)は語幹の最後の母音がなので「받았어요」(受けました)となります。

    친구가 신혼여행에서 돌아왔기 때문에 선물을 받았어요.

    友人が新婚旅行から帰ってきたのでプレゼントをもらいました。

    발렌타인 데이에 그녀로부터 수제 초콜릿을 받았어요.

    バレンタインデーに彼女から手作りのチョコレートをもらいました。

    形容詞の場合、例えば「좋다」(良い)は語幹の最後の母音がなので「좋았어요」(良かったです)となります。

    처음으로 부산에 갔는데 해산물 요리가 매우 맛있고 좋았어요.

    初めて釜山に行きましたが、海鮮料理がとてもおいしくて良かったです。

    한국어를 공부하기 시작하면 한국인 친구가 많이 생겼기 때문에 좋았어요.

    韓国語を勉強し始めたら、韓国人の友達がたくさんできたので良かったです。

    長いポニーテールの人物が、白いシャツを着て、さまざまな時間を表示するさまざまな時計で飾られた壁の前に立っており、折衷的な韓国の美学を彷彿とさせます。

    用言の語幹の最後の母音がㅏとㅗ以外であれば「~었어요」を付ける

    例えば「줄다」(減る)は語幹の最後の母音がなので「줄었어요」(減りました)となります。

    최근 매우 뜨겁기 때문에 삼계탕 가게의 손님이 줄었어요.

    最近とても暑いので、サムゲタン屋の客が減りました。

    코로나 탓에 대면으로 협의할 기회가 줄었어요.

    コロナのせいで、対面で打合せをする機会が減りました。

    읽다」(読む)は語幹の最後の母音がなので「읽었어요」(読みました)となります。

    한국에서도 무라카미 하루키가 인기이므로 최신 소설을 읽었어요.

    韓国でも村上春樹が人気なので、最新の小説を読みました。

    한국어를 빨리 읽을 있도록 한국어로 작성된 소설을 읽었어요.

    韓国語を早く読めるようにするために韓国語で書かれた小説を読みました。

    먹다」(食べる)は語幹の最後の母音がなので「먹었어요」(食べました)となります。

    오늘은 너무 배가 고파서 삼겹살과 냉면을 많이 먹었어요.

    今日はとてもおなかがすいていたのでサムギョプサルと冷麺をたくさん食べました。

    밖이 더워서 편의점에서 아이스를 사서 먹었어요.

    外が暑いのでコンビニでアイスを買って食べました。

    形容詞の場合、例えば「길다」(長い)は語幹の最後の母音がなので「길었어요」(長かった)となります。

    궁금했던 영화를 보러 가면 생각했던 것보다 길었어요.

    気になっていた映画を見に行ったら思ったよりも長かったです。

    호텔에서 역까지 5 정도라고 생각했다면 10 정도 걸린다고 생각했던 것보다 걸리는 시간이 길었어요.

    ホテルから駅まで5分くらいだと思っていたら、実際には10分くらいかかって、思っていたよりも時間がかかりました。

    なお、語幹の最後の文字が母音で終わる用言では、一般的に語幹と/が縮約されますので注意が必要です。

    例えば「가다」(行く)は가と았が結合して「갔어요」(行きました)となります。

    한국에서 유명한 가수가 일본에 일본에 왔기 때문에 처음으로 콘서트에 갔어요.

    韓国で有名な歌手が日本に来日していたので、初めてコンサートに行きました。

    한국의 아이돌이 가는 인기의 케장 가게에 갔어요.

    韓国のアイドルが良く行く人気のケジャン屋さんに行きました。

    特殊な活用の仕方

    また、変則活用、変則活用、変則活用、変則活用、変則活用、変則活用、変則活用などの特殊な活用の仕方があります。

    例えば変則活用をする「무섭다」(怖い)はになり、が結合するので「무서웠어요」(怖かったです)となります。

    공포 영화가 서투르지만 유명한 배우가 나왔기 때문에 보면 역시 무서웠어요.

    ホラー映画が苦手なのですが、有名な俳優が出ていたので見てみたらやっぱり怖かったです。

    길을 걷고 있으면 갑자기 말을 걸어 무서웠어요.

    道を歩いていたらいきなり声をかけられて怖かったです。

    하다」が付く用言には「~였어요」を付けるので「하였어요」となりますが、それを縮約した「했어요」がよく用いられます。

    例えば「유학하다」(留学する)は「유학했어요」(留学しました)となります。

    작년에 한국어를 공부하기 위해 한국에 1년간 유학했어요.

    昨年、韓国語を勉強するために、韓国に1年間留学しました。

    存在を表すときには「있었어요」(ありました、いました)、「없었어요」(ありませんでした、いませんでした)を使います。が多いのではじめは混乱するかもしれませんが、たくさん使っていれば慣れるので大丈夫です。

    옛날 살았던 집에는 거기에서 3 거리에 맛있는 한국 요리점이 있었어요.

    昔住んでいた家にはそこから3分のところにおいしそうな韓国料理屋さんがありました。

    빌딩에 솔론탕 가게가 있다고 생각해 갔다가 없었어요.

    ビルにソルロンタン屋があると思って行ったら、ありませんでした。

     否定分の作り方

    否定文は、過去形の前に「」を付けることによって作ることができます。

    오늘은 매우 배가 고파서 다이어트를 잊고 운동을 안했어요.

    今日はとてもおなかがすいたのでダイエットのことは忘れました。

    오늘은 밖이 너무 덥기 때문에 매일 일과로 하고 있는 달리기를 안했어요.

    今日は外が暑すぎたので、毎日日課にしているランニングをしませんでした。

    否定文を作るときには動詞や形容詞の語幹に「 않았어요」(~ませんでした、~くありませんでした)を付けることも可能です。

    아주 오랜만에 만난 친구였지만 친절했고 옛날과 다르지 않았기 때문에 긴장하지 않았어요.

    とても久しぶりに会った友達でしたが、とてもやさしくて昔と変わらなかったので緊張しませんでした。

    나가기 위해 화장을 하려고 생각했는데 피부가 거칠어서 화장을 하지 않았어요.

    出かけるために化粧をしようと思いましたが、肌が荒れていたので化粧をしませんでした。

    黄色いシャツを着た幼い子供が、片手に青い「X」の書かれた看板を、もう片方の手に赤い「O」の書かれた看板を持ち、少し横を向いている様子は、韓国の風景を彷彿とさせます。

    名詞の場合

    名詞には「~이었/였어요」(~でした)を付けます。名詞の最後の文字にパッチムがあれば「~이었어요」、パッチムがなければ「~였어요」となります。

    호텔 근처에있는 편의점은 세븐 일레븐이라고 생각하면 GS25였어요.

    ホテルの近くにあるコンビニはセブンイレブンかと思ったらGS25でした。

    친구라고 생각하고 말을 걸면 모르는 사람이었어요.

    友人かと思って話しかけたら知らない人でした。

    名詞の否定形は「~이/가 아니었어요」(~ではありませんでした)です。名詞の最後の文字にパッチムがあれば「~」、パッチムがなければ「~」を付けます。

    그림자가 움직였기 때문에 고양이라고 생각하면 고양이가 아니었어요. 사람이었어요.

    影が動いたのでネコだと思ったらネコじゃなかったです。人でした。

    最後に、過去形クイズです!「해요体」で回答してみましょう。

    • 見る 보다
    • 聞く 듣다
    • 知る 알다
    • 買う 사다
    • 歩く 걷다
    • 暑い 덥다
    • 寒い 춥다
    • 見学する 견학하다
    • 運動する 운동하다
    • 複雑だ 복잡하다
    • きれいだ 예쁘다
    • りんごだ 사과다
    • 動物園だ 동물원이다

    正解は以下の通りです。毎回活用形を考えるのではなく、「過去形ならこう言う!」と覚えてしまうとすらすらと文章にすることができるようになるでしょう。

    • 見た  봤어요
    • 聞いた 들었어요
    • 知った 알았어요
    • 買った 샀어요
    • 歩いた 걸었어요
    • 暑かった 더웠어요
    • 寒かった 추웠어요
    • 見学した 견학했어요
    • 運動した 운동했어요
    • 複雑だった 복잡했어요
    • きれいだった 예뻐요
    • りんごだった 사과였다
    • 動物園だった 동물원이었다

    ちなみに、過去形の疑問文を作りたいときには、過去形の文章の語尾を上げるだけで伝わる文章になります。

    :오늘은 왜 녹색 옷을 입었어요?

    今日はどうして緑色の服を着たんですか?

    :매우 맑고 기분 좋은 기분이었기 때문이었어요.

    とても晴れて気持ちの良い気分だったからです。

    青いソファーに足を組んで座り、リモコンを持っている長髪の女性がいる。彼女はベージュのトップスと白いパンツを履いており、背景には白いレンガの壁があり、韓国風の穏やかな雰囲気を醸し出している。

    トッケビから学ぶ過去形

    私は韓国ドラマの中でトッケビが一番好きです。何とも言えない切なさやおもしろさと、それに合ったOSTが脳裏に焼き付いて離れず、何周も見ています。

    最高視聴率は20%を超え、初回の放送からチャンネル歴代視聴率を更新したそうです。韓国のゴールデングローブ賞ともいわれる第53回百想芸術大賞では、脚本家のキム・ウンスクが対象を、コン・ユが最優秀演技賞を獲得しました。

    そこに出てくる詩には、過去形が多用されているので、その内容をご紹介します。

    김인육, 사랑의 물리학

    キム・インユック 愛の物理学

    질량의 크기는 부피와 비례하지 않는다

    質量の大きさは体積と比例しない

    제비꽃같이 조그마한 계집애가

    スミレのように小さなあの女の子が

    꽃잎같이 하늘거리는 계집애가

    花びらのようひらひらするあの女の子が

    지구보다 질량으로 나를 끌어당긴다.

    地球よりもっと大きな質量で僕を引き出す

    순간, 나는

    瞬間、僕は

    뉴턴의 사과처럼

    ニュートンのりんごのように

    사정없이 그녀에게로 굴러 떨어졌다

    思いやりなく彼女へ転んで落ちていった

    소리를 내며, 쿵쿵 소리를 내며

    どすんと音を出して、どしんどしん音を出して

    심장이

    心臓が

    하늘에서 땅까지 아찔한 진자운동을 계속하였다

    空から地までくらっとする振子運動を続けた

    첫사랑이었다.

    初恋だった

    何とも言えない感性の(감성)詩ではありませんか?こんなロマンチックな表現ができるくらいまで、韓国語をマスターしたいですね。

    まとめ

    今回は韓国語の過去形の作り方を学びました。

    過去形はどんな会話にも出てくる重要表現です。でも、過去形を話す前に何よりも重要なのが、動詞を覚えることです。動詞を覚えていなかったら、どんな動作も過去形にして話すことができませんね。

    いろんな場面を想像して、日常生活の中でもいいので、この動きは韓国語でなんて言うんだろうと考える習慣を身につけると良いでしょう。

    おすすめの勉強法は、日記をつけることです。日記ではその日起こったできごとを過去形で書くことになるでしょう。起こった出来事を書いたり話す練習をすれば、自然と自分のものにできるはずです。

    また、韓国ドラマや映画を活用した勉強もおすすめです。過去形の文言は文末に来ることが多いため、聞いているだけでも「今過去形だった!」と聞き取ることができると思います。

    動詞の意味が分からなくても、「ソヨ」を聞き取って、過去形のレパートリーが増やせるはずです。

    過去形をマスターしたら、韓国人から「あら、韓国語上手ね」と褒められる日も近いかもしれないですよ。

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