韓国語の多様な語尾表現を知って自然な韓国語を話そう

    1. 韓国語講座・勉強

    韓国語の多様な語尾表現を知って自然な韓国語を話そう

    普段文章の末尾に「~だ」や「~である」を使ったり、他にも様々な語尾を日常的に使っていますね。

    韓国語にも色々な語尾表現があり、それを知ることで表現のバリエーションが増えること間違いなし!今回はそんな韓国語の語尾表現について勉強しましょう。

    「~だ」や「~である」の終結語尾表現・한다体の場合

    まずはよく使われる「~だ」や「~である」から始めましょう。

    한다体の現在形

    한다体の現在形は動詞では語幹に「~ㄴ/는다」(~だ、~である)を付けて作ります。

    한다体は書き言葉でよく使われますが、独り言を言うときや目下の人と話すときにも使われることがあります。

    語幹の最後が母音もしくはパッチムで終われば「~ㄴ다」を使います。

    語幹の最後が以外のパッチムで終われば「~는다」を使います。

    以下に様々なパターンの例文をご紹介しましょう。

    유명한 요리사가 요리를 만든다.

    有名な料理人が料理を作る。

    그는 열심히 노력한다.

    彼は一生懸命努力してるんだ。

    내일은 새로운 것을 배운다.

    明日は新しい事を習うんだ。

    친구들과 함께 노래한다.

    友達と一緒に歌を歌う。

    운동 후에는 몸을 씻는다.

    運動の後に身体を洗う。

    저는 매일 책을 읽는다.

    私は毎日本を読む。

    가족과 함께 저녁을 먹는다.

    家族と一緒に夕食を食べる。

    고민 끝에 결정을 내린다.

    悩んだ末に結論を下す。

    시간이 날 때마다 새로운 곳을 방문한다.

    時間ができる度に新しい場所を訪れる。

    ここで한다体を使った語尾表現をもう一つ紹介しましょう。

    「~しようと思う」、そして「~しなければならない、しなきゃ」といった表現は普段よく使う表現だと思います。韓国語では「()려고 하다」、「~아//여야 되다」と言います。

    これらも한다体にする時は、動詞の語幹に「()려고 한다」(~しようと思う)、「~아//여야 된다」(~しなければならない、~しなきゃ)というふうに「~ㄴ다」を付けます。

    내일은 새로운 레시피를 시도하려고 한다.

    明日は新しいレシピに挑戦しようと思う。

    이번 주말에는 영화를 보러 가려고 한다.

    今週末に映画を観に行こうと思う。

    다음 달에는 새로운 취미를 시작하려고 한다.

    来月に新しい趣味を始めようと思う。

    학교 규칙을 지켜야 된다.

    校則を守らなければならない。

    책을 읽어야 된다.

    その本を読まなきゃ。

    건강을 위해 운동해야 돼요.

    健康の為に運動をしなければなりません。

    시험 준비를 위해 열심히 공부해야 된다.

    試験準備のために一生懸命勉強しなきゃ。

    환경을 보호하기 위해 노력해야 된다.

    環境保護のために努力をしなければならない。

    일찍 일어나야 돼요.

    早く起きなければなりません。

    도와줘야 돼요.

    手伝ってあげなければなりません。

    そして形容詞や形容動詞の場合ですが、原型、すなわち語幹に「~다」を付けた形状にして使います。

    절차가 복잡하다.

    手続きが複雑だ。

    韓国で手をつないでソファにぴったりと座る笑顔の中年夫婦。

    한다体の過去形

    次に한다体の過去形の作り方です。한다体の過去形は語幹に「~았//였다」を付けて作ります。

    動詞と形容詞の場合、語幹の最後の母音がなら「~았다」、以外なら「~었다」を付けます。例えば「하다」であれば「하였다」となりますが、縮約形の「했다」がよく使われます。

    また否定形の「 않다」(~ない)は、動詞に付く場合は「~지 않는다」(~しない)、形容詞に付く場合は「~지 않다」(~くない)となります。

    요즘 나는 아내와 싸우지 않는다.

    最近僕は妻とケンカしない。

    그 꽃은 노랗지 않다.

    その花は黄色くない。

    否定形の過去の場合は、「~않다」の部分を過去形に変形させた「 않았다」(~しなかった)となります。例文をいくつかご紹介しましょう。

    아직 숙제를 하지 않았.

    まだ宿題をしなかった。

    그 영화를 아직 보지 않았.

    その映画をまだ観ていなかった。

    저는 아직 먹지 않았.

    私はまだ食べていなかった。

    그 책을 읽지 않았.

    その本を読んでいなかった。

    오늘 아침에 커피를 마시지 않았.

    今朝はコーヒーを飲まなかった。

    이 사진은 너무 어두워서 인상적이지 않았.

    この写真は暗すぎて印象的ではなかった。

    그 영화는 답답해서 재미있지 않았.

    その映画はもどかしくて面白くなかった。

    이 과자는 너무 짜서 맛있지 않았.

    このお菓子はしょっぱすぎて美味しくなかった。

    그 공원은 너무 시끄러워서 산책하기에 적합하지 않았.

    その公園はうるさすぎて散歩には適してなかった。

    그 옷은 너무 디자인이 복잡해서 이쁘지 않았.

    その服はデザインが複雑すぎてかわいくなかった。

    それから名詞を「~だ」や「~である」を使って表現する場合ですが、「~이다」を付けます。

    도쿄는 일본의 수도이다.

    東京は日本の首都だ。

    そして過去形を作る場合ですが、名詞の最後が母音であれば「였다」、パッチムであれば「이었다」を付けます。

    교토는 옛날에는 정치의 중심이었다.

    京都は昔は政治の中心だった。

    次に「~だ」や「~である」の否定形、「~ではない」は「~이/가 아니다」となります。

    우리는 바보가 아니다.

    私たちはバカではない。

    名詞の否定形は「~이/가 아니었다」(~ではなかった)となります。

    당시 나는 학생이 아니었다.

    その当時、私は学生ではなかった。

    「~だ」や「~である」は日常よく使う語尾ですので、しっかりと活用して使えるように何度も練習しておきましょう。考えないで自然と活用できるまで繰り返すと、会話で自然と使えるようになりますよ。

    日当たりの良い公園で一緒に散歩を楽しむ多世代の韓国人家族。

    そのほかの便利な語尾表現

    自身の願望や意思、感覚を表現できる便利な表現をいくつかご紹介しましょう。

    ~したい

    自身の願望を表す「고 싶다」(~したい)は日常的によく使う言葉ですね。動詞の後ろに「」となる形なので、動詞の語幹に付けるだけで語幹のパッチムの有無は関係なく、語尾につけるだけの簡単な表現です。

    공원에서 산책하고 싶다.

    公園で散歩したい。

    요리를 배우고 싶다.

    料理を習いたい。

    노래를 부르고 춤을 추고 싶다.

    歌を歌って踊りを踊りたい。

    피아노를 연주하고 싶다.

    ピアノを弾きたい。

    새로운 언어를 배우고 싶다.

    新しい言語を習いたい。

    ~する

    そして「~ㄹ게/을게」は「~する、~する予定」の意味で使う語尾表現です。

    行動に対する約束や意思を表す終結語尾で、意味は「~겠어」のように「~するよ」という意味ですが、「을게」のほうが少し柔らかく感じられる口語体です。「」を付ければ単なる独り言ではなく、少し丁寧な表現として使えます。

    오늘은 집에 일찍 돌아가서 책을 읽을게.

    今日は家に早く帰って本を読むよ。

    다음 주말에는 산에 등산을 할게요.

    来週末は登山する予定です。

    오늘은 한 시간 동안 한국어 공부를 할게.

    今日は1時間韓国語を勉強するよ。

    다음 달에는 해외로 여행을 갈게요.

    来月海外旅行をする予定です。

    내일은 가족들과 함께 시간을 보낼게요.

    明日は家族と一緒に過ごす予定です。

    ~するよ / ~するか

    ㄹ래/을래」は、自分の意思を表す「〜するよ」と相手の意思を問う「〜するか」の意味をもちます。

    저는」や「 나는」といった 主語をつけなくても自分の意思を表す意味になるので便利ですね。こちらも「」を付ければ少し丁寧な表現として使えます。

    오늘 저녁에 치킨을 먹을래?

    今日の夕食はチキンを食べる?

    주말에는 쇼핑을 하러 갈래.

    週末は買い物しに行くよ。

    오늘은 운동을 할래.

    今日は運動するよ。

    오늘 저녁에는 집에서 요리를 해 먹을래?

    今日の夕飯は家で料理して食べる?

    ~つもりだ / ~だろう

    次に未来や推測に関連する表現を紹介しましょう。未来や推測の表現は한다体では「()ㄹ 것이다」(~つもりだ、~だろう)となります。

    語幹の最後が母音かパッチムで終われば「~ㄹ 것이다」を使います。

    語幹の最後が以外のパッチムで終われば「을 것이다」を使います。

    기말고사가 중간고사보다 훨씬 어려울 것이다.

    期末テストは中間テストよりはるかに難しいだろう。

    이번 주에는 새로운 프로젝트가 시작될 것이다.

    今週新しいプロジェクトが始まるだろう。

    그사람은 내년 여름에는 해외 유학에 가 있을 것이다.

    彼は来年の夏には海外留学に行っているだろう。

    そのほか推測に関連する表現に、意志や推定を表す「~겠다」(~つもりだ、~だろう)があります。こちらは語幹にそのまま「~겠다」を付けた形になります。

    앞으로는 열심히 공부하겠다.

    これからはもっと熱心に勉強するぞ。

    이번 주는 춥겠다.

    今週は寒そうだ。

    오늘은 좋은 결과가 나오겠다.

    今日は良い結果が出そうだ。

    토요일은 비가 오겠다.

    土曜日は雨が降りそうだ。

    내일은 좀 더 바빠지겠다.

    明日はもう少し忙しくなりそうだ。

    不確実な未来のこと、可能性・予想を述べる「~ㄹ/을 지도 모르다」。まだ起きていないこと、つまり未来のことを話すので動詞の部分は未来形にして接続します。曖昧な返事をする時にもよく使いますね。

    오후에는 비가 올지도 몰라요.

    午後は雨が降るかもしれません。

    지금 자고 있을지도 모르겠어요.

    今寝ているかもしれません。

    못 갈지도 모르다.

    行けないかも知れませんね。

    벌써 끝났을지도 몰라요.

    すでに終わったかも知れませんね

    내일은 시간이 있을지도 몰라요.

    明日は時間があるかもしれません。

    ご紹介した語尾表現は日常生活でよく使う表現でドラマでもよく使われている表現でもあります。耳を澄ませてみるとご紹介した表現を聞き取れると思いますので試してみてくださいね。

    韓国の明るい部屋でピンクのドーナツを見て微笑む女性。

    韓国人がよく使う語尾表現

    こちらでは、韓国人が日常的に使っている語尾をご紹介しましょう。この上で紹介したような何かを推測したり意思を表現する語尾というよりは、「です」「ます」よりもカジュアルで柔らかい印象を与える語尾です。

    しっかり活用することで、より自然な韓国語を使えるようになりますよ。

    〜だね / 〜だ

    」 は 相手が友達だったり自分より目下の人に使い、「」を付ければ少し丁寧な印象且つ柔らかく「〜だね」「〜だ」といったニュアンスになる語尾です。

    이거 맛있네요. 어떻게 만들었어요?

    これおいしいですね。どうやって作ったのですか?

    오랜만이네.

    久しぶりだね。

    저랑 동갑이네요!

    私と同じ歳ですね。

    못 보던 얼굴이네.

    見たことない顔だね。

    외출하기에 좋은 날이네요.

    外出によい日ですね。

    ~じゃん / ~でしょ

    次に皆さんよく使っている相手に同意を求める表現「~じゃん」の韓国語版「잖아」です。「~でしょ」「~だよね」といったニュアンスの時にも使えます。

    」を付ければ少し丁寧な表現にもなりますので、親しい年上の方にも使えます。動詞や形容詞の語幹に「잖아」をつけるだけの簡単な活用です。名詞の場合にもそのまま接続するだけですが、パッチムがある時は「~이 잖아」となります。

    좋아한다고 했잖아.

    好きだと言ったじゃん。

    이거 아니잖아.

    これじゃないでしょ。

    어제 약속했잖아요.

    昨日約束したじゃないですか。

    내 말이 맞잖아.

    私の言った通りじゃない。

    한국어는 아렵잖아요.

    韓国語は難しいじゃないですか。

    그 얘기는 끝났잖아요.

    その話は(もう)終わったじゃないですか。

    ~なんだよ

    相手が知らないことを信じてもらえるように説明したり、理由を説明するときに使う「거든/거든요」。これもよく使われている語尾です。「~なんだよ」「~なんですよ」「だもん」といった日本語がしっくりきます。

    動詞や形容詞の語幹に「거든/~거든요」をプラスするだけなのでこちらも簡単に使えます。名詞の場合はパッチムがある時は「이 거든/거든요」となります。

    이번 주말은 바빠서 시간이 없거든요.

    今週末は忙しくて時間がないんですよ。

    어제 늦게 잤거든.

    昨日遅く寝たんだもん。

    다이어트 하고 있거든요.

    ダイエットしてるんですよ。

    여기가 내가 아는 맛집이거든.

    ここが私が知ってる美味しいお店だよ。

    ~なんだね

    目下の人に対して使ったり、自らの感嘆を表す時にも使「는 구나」。日本語だと「なんだね」「~な」といったニュアンスになります。

    目上の人に対しては、後者の使い方、何かに感嘆している場合には使えますが、あくまでも自分の気持ちを言う場合であって、相手に対して使うと失礼になりますので注意しましょう。名詞の場合はパッチムがある時は「이 구나」となります。

    계획이 있구나.

    計画があるんだな。

    한국어를 배우는구나.

    韓国語を習ってるんだ。

    여기에 살고 있었구나.

    ここに住んでいたんだ。

    누나가 공무원이구나.

    お姉さんが公務員なんだ。

    語尾にちょこっとプラスするだけで単に意味を伝えるだけの文章ではなく、より自然に自身の感情も言葉に載せることができますので、是非取り入れてみてくださいね。

    まとめ

    今回の記事では韓国語の終結語尾表現をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?

    한다体は新聞記事や小説などでよく用いられています。今度韓国語の文章を読むときには語尾に注目してみてください。その他普段使える語尾も沢山紹介しましたので、是非練習してみてくださいね。

    関連リンク

    韓国語文法*会話で使える語尾一覧
    敬語やタメ口で使える韓国語の語尾一覧です。文末表現をマスターすることで、より自然な会話ができるようになります。

    使える韓国語をカフェで習得
    何度でも聞ける1対1レッスンはコスパ最強
    【先生を選んで、無料体験する!】

    開く

    この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます